抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
熱的快適性は,暑くも寒くもない状態と同義とされている。SET
*やPMVといった温熱環境指標は,熱力学的に熱的快適性を理解する手段をもたらした。その成果が温熱環境評価や空調技術の発展に大きく寄与したことは疑いようもない。しかし,いまや空調は一般的な技術として社会に浸透し,省エネルギーなどの熱的快適性以外のニーズも求められている。課題は残るものの,環境適応を考慮した熱的快適性の概念が描くこれからの温熱環境計画の方向性は示唆に富んでいる。温冷感だけで語ることのできない,より成熟した熱的快適性の概念を追求する時がきている。(著者抄録)