抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,フランスの地方の公文書館の位置づけ,建築物としての意義,国家記念の活用による保存文書の有効な活用について紹介した。フランスは2世紀以上にわたる公文書館制度の歴史を有する。近年,日本においても,フランスの国レベルでの文書行政が知られるようになって,国レベルにおける文書管理に関する意識が高まり,専門的人材養成に対する関心が向けられている。今後は,日本の地方公文書館の充実のために,各国の国レベルのみならず,地方レベルの公文書館の状況を調査研究することが重要である。それによって,広い意味での文書管理の専門家として,国家のそれぞれの階層において必要とされる知識や技能を再認識,あるいは発見することができるものである。