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J-GLOBAL ID：201702295075852132   整理番号：17A0512287

画像情報に基づく傾斜農地からの降雨流出量計測の試み-インターバル撮影画像による滞留水の定量化-

著者 (8件)： 綽宏二郎 (鹿児島大 大学院農学研究科) ,  綽宏二郎 (鹿児島市役所) ,  芝山道郎 (鹿児島大 農) ,  坂西研二 (鹿児島大 農) ,  神田英司 (鹿児島大 農) ,  板橋直 (農研機構 農業環境変動研究セ) ,  阿部薫 (農研機構 農業環境変動研究セ) ,  木村昭彦 (木村応用工芸)
資料名： システム農学  (Journal of the Japanese Agricultural Systems Society)
巻： 33  号： 1  ページ： 11-21  発行年： 2017年02月28日 
JST資料番号： L1606A  ISSN： 0913-7548  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 傾斜農地で発生する表面流出は,肥料成分や重金属を流域水系へ流入させ,周辺生態系に悪影響を及ぼすことが考えられる。表面流出量の従来の観測法は,集水のために傾斜地下端に貯水ますや水位計などを設置して計測するものが多いが,土壌粒子などが堆積し,滞留水が発生して計測データの一部が信頼性に欠けることがわかった。そこで,降雨時に1分間隔で撮影する定点カメラの画像から滞留水体積を推定することを実験検討した。結果,本実験の結果と過去の別の方法による観測結果とが大きくは乖離しないことがわかった。

シソーラス用語： *情報 ,  *傾斜地 ,  *農地 ,  *降雨 ,  *流出量 ,  *表面流出 ,  成分 ,  重金属 ,  生態系 ,  水位計 ,  土粒子 ,  *カメラ ,  *水 ,  肥料成分 ,  監視カメラ
準シソーラス用語： *画像情報 ,  集水 ,  土壌粒子 ,  *滞留水

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  土壌管理  (FB04070J) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (15件)：

• 坂西研二, 1997, 裸地斜面におけるクラスト形成とその侵食への影響に関する研究, 農業環境技術研究所報告, No. 14, pp. 49-95.
• 坂西研二・芝野和夫・大嶋秀雄, 1998, 農村地域小河川における水質モニタリングに関する調査事例, 土壌の物理性, Vol. 80, pp. 49-54.
• 坂西研二, 2001, 亜熱帯の強い雨が土壌を流し去る-亜熱帯地域の降雨エネルギー特性およびその応用・対策-, 農業および園芸, Vol. 76, pp. 1277-1282.
• 坂西研二・芝山道郎・中村 乾・綽 宏二郎・板橋 直・阿部 薫・木村昭彦, 2015, 農地流出水のイベントベース画像キャプチャリングの試み, 農業農村工学会誌, Vol. 83, pp. 101-104.
• 比嘉榮三郎・仲宗根一哉・大見謝辰男・満本裕影, 2001, 沖縄島の河川河口から海域へのSS及び栄養塩の流出, 沖縄県衛生環境研究所報, Vol. 35, pp. 111-119.

タイトルに関連する用語 (8件)： 画像情報 ,  農地 ,  降雨流出 ,  計測 ,  試み ,  撮影画像 ,  滞留 ,  定量化