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J-GLOBAL ID：201702295395386433   整理番号：17A0479796

共鳴・共振の基礎と応用 3.共鳴・共振の制御と応用 3.5 共鳴器型吸音体を用いたトンネル発破低周波音の低減技術

著者 (3件)： 田中ひかり (大成建設) ,  増田潔 (大成建設) ,  須藤敏明 (大成建設)
資料名： 音響技術  (Architectural Acoustics and Noise Control)
巻： 46  号： 1  ページ： 61-68  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： G0442B  ISSN： 0286-8695  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山岳トンネルの掘削工事で設置される二重防音扉の間隔は現場ごとに異なるため,扉間の共鳴によって遮音性能が低下する周波数も異なる。したがって,扉間隔に応じてレゾネータブロックの共鳴周波数を調整することが必要となる。今回は実際の現場において簡易に装着可能なアダプタを用いてネックを絞り,共鳴周波数を変化させることで発破音を低減できる方式を紹介した。この方式ではネックのいずれの位置に絞りを設けても同じ吸音特性が得られるため,使用される条件に応じて,取り付けが容易な位置に絞り等を設ければよく,便利である。今後,他の音響分野への応用についても検討していく予定である。

シソーラス用語： *音響共振器 ,  *吸音材料 ,  *トンネル ,  *衝撃音 ,  *騒音 ,  音波 ,  騒音抑制 ,  有限差分時間領域法 ,  共振周波数 ,  模型試験 ,  比率 ,  空洞共振器
準シソーラス用語： *共鳴器 ,  *発破音 ,  低周波音 ,  Helmholtz共鳴器 ,  FDTD法 ,  吸音率

分類 (1件)： 音波伝搬  (BB03030G)

引用文献 (11件)：

• 須藤他:二重防音扉を利用したトンネル発破時の低周波音低減に関する研究その1,土木学会年次学術講演会講演概要集,2014.9
• 田中他:二重防音扉を利用したトンネル発破時の低周波音低減に関する研究その2,土木学会年次学術講演会講演概要集,2014.9
• 増田他:二重防音扉を利用したトンネル発破時の低周波音低減に関する研究その3,土木学会年次学術講演会講演概要集,2014.9
• 八木他:二重防音扉を利用したトンネル発破時の低周波音低減に関する研究その4,土木学会年次学術講演会講演概要集,2014.9
• 岩瀬他:孔あき板構造による低周波領域での高吸音を目ざした開孔延長法の検討,日本音響学会講演論文集,pp.1075-1076,2015.3

タイトルに関連する用語 (9件)： 共鳴 ,  共振 ,  基礎 ,  応用 ,  共鳴器 ,  吸音体 ,  トンネル ,  発破 ,  低周波音