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J-GLOBAL ID:201702296919706263   整理番号:17A0503650

アビラテロンで治療を行った去勢抵抗性の転移性前立腺腫瘍患者における生存率のための好中球/リンパ球比の役割

The Role of the Neutrophil to Lymphocyte Ratio for Survival Outcomes in Patients with Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer Treated with Abiraterone
著者 (10件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,アビラテロン治療を行った転移性の去勢抵抗性前立腺腫瘍患者における好中球/リンパ球ベースライン比(NLR)とNLRの変化の予後的な性質を調べることである。ベースラインNLRと8週間の治療後のNLR変化の,非進行的な生存率(PFS)と全生存率(OS)への影響を,Kaplan-Meier法とCox回帰法を用いて分析した。ベースラインNLR<5の79人の男性とNLR>5の17人の男性を用いて解析を行った。PFSのベースライン解析においては,NLR>5は,有意ではないが,より短いPFSと相関していた(10週に比べ5週)(HR:1.6(95%CI:0.9~2.8);p=0.11)。多変量調整(MVA)を行うと,ECOG>0~1,ベースラインLDH>標準の上限値(UNL)および内臓転移の存在は,独立の予後因子となった。OSに関しては,NLR>5が,より短い生存期間(19月に対して7月)と相関していた(HR:2.3(95%CI:1.3~4.0);p<0.01)。MVAでは,ECOG>0~1およびベースラインLDH>UMLが,独立の予後因子となっていた。8週間のアビラテロン処置により,5以下へのNLRの変化は,より悪いPFSを予測した(HR:4.1(95%CI:1.1~15.8);p=0.04)。MVAによると,5以下へのNLR変化に対しては悪いPFSの傾向を示していた。5以下へのNLR変化は,有意ではないが,より短いOSを示していた(16週に対して7週)(HR:2.3(95%CI:0.7~7.1;p=0.15)。MVA後においても,OSは有意には変化しなかった。以上から,以下のことが結論された。すなわち,ベースラインNLR<5は,生存率の向上と相関している。一方,ベースラインNLR>5,および8週間のアビラテロン治療による5以下へのNLR変化は,より悪い生存率と相関しており,注意して解釈すべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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腫ようの薬物療法 
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