文献
J-GLOBAL ID:201702297505252053   整理番号:17A0341583

中国の排出量推定の差異:エネルギー統計の不確実性への応答

Variations of China’s emission estimates: response to uncertainties in energy statistics
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1227-1239 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中国のエネルギー統計の確度は,全球排出量推定の不確実性に大きく影響するため,強い関心の的となる。本研究では,中国のエネルギー統計の不確実性の理解を深め,1990年~2013年の間の中国の排出量に対するその影響を評価した。Multiresolution Emission Inventory for China(MEIC)モデルを一定の排出係数を用い,エネルギー統計の様々な公式資料セットに基づき中国の排出量を計算するために用いた。中国のエネルギー消費見掛けの不確実性(最大の差異)が2004年から2012年に増加し,2011年に最大646Mtceに達し(石炭等価で数百万トン),石炭がこの不確実性を支配することを見出した。国と省のエネルギー統計の間の差異は,この間に行われた3つの経済国勢調査後に減少し,不確実性の収斂が2013年に見られた。省のエネルギー統計から計算した排出量は,国のエネルギー統計から計算したものより一般に多く,2012年のエネルギー不確実性による見掛けの不確実性比率(平均値に対する最大の差異の割合)は,SO2,NOx,VOC,PM2.5,CO2排出量について,30.0,16.4,7.7,9.2,15.6%であった。SO2排出量は,産業での石炭燃焼の高い寄与のため,エネルギー不確実性に最も敏感であった。計算された排出量トレンドも,エネルギー不確実性に大きく影響され,1996年から2012のCO2とNOx排出量は,省のエネルギー統計に従うとそれぞれ191,197%増加したが,国のエネルギー統計から求めると145,139%に過ぎなかった。SO2やNOxなどのいくつかの種のエネルギーがもたらす不確実性は,過去の調査で推定された排出量の全不確実性に匹敵し,エネルギー消費での差異が中国の排出量不確実性の重要な原因であることを示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  環境問題 

前のページに戻る