文献
J-GLOBAL ID:201702297610135794   整理番号:17A0234025

軸キラルな6-アリール置換ピコリン酸エステル類とそれらの安息香酸エステル誘導体との立体化学的安定性の相違:CH3,C6H5,およびCH3Oortho置換効果におけるsp2N:対sp2CH

Stereochemical Stability Differences between Axially Chiral 6-Aryl-Substituted Picolinic Esters and Their Benzoic Ester Derivatives: sp2N: vs. sp2CH in CH3, C6H5, and CH3O ortho-Substitution Effect
著者 (4件):
資料名:
巻: 88  号: 12  ページ: 1726-1734  発行年: 2015年12月15日 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
軸キラルなナフチル置換ピコリン酸(R-Naph-PyCOOH)またはそのアリルエステル(R-Naph-PyCOOAll)は,触媒不斉脱水分子内アリル化における優れたリガンドとして作用する。R-Naph-PyCOOHまたはそのカルバ類似体(R-Naph-PhCOOH)を用いた高性能触媒の将来の開発に向けて,CH3からC6H5およびCH3Oまでのナフタレン環上のortho-置換基Rの系統的に変化させて,R-Naph-PyCOOAllおよびR-Naph-PhCOOAllの立体化学的安定性を研究し,有効半径(ER)およびHammett標準σ定数(σp)の範囲を提供した。エナンチオマー的に純粋なR-Naph-PyCOOAllおよびR-Naph-PhCOOAllを調製し,回転エネルギー障壁ΔG(sp2N)およびΔG(sp2CH),更にはラセミ化半減期(t1/2)を,エナンチオマー比率(er)の時間間隔キラルHPLC分析で測した。これらの実験から,sp2CHをsp2Nに置換することにより,i)ΔGが,少なくとも14kJ mol-1(3.3kcal mol-1)低下すること,およびii)ΔG低下の程度(ΔΔG)が,ERと比例しないが,負のρ値と共にσpと高い線形相関関係があることを明らかにした。この特殊な系において,立体的および電子的要因の相乗効果は,TSφ0の上にCH3OC(2′)=C(1′)-C(6)=N(1)ととの180°二面角によりTSφ180を安定させ,t1/2を,CH3-Naph-PyCOOAllの1600年からCH3O-Naph-PyCOOAllの7日まで減少させる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
芳香族単環カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物  ,  ピリジン  ,  分子の立体配置・配座 
物質索引 (6件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
引用文献 (34件):
  • 1) a) R. Noyori, H. Takaya, Acc. Chem. Res. 1990, 23, 345.
  •  b) Y. Chen, S. Yekta, A. K. Yudin, Chem. Rev. 2003, 103, 3155.
  •  c) J. M. Brunel, Chem. Rev. 2005, 105, 857.
  •  d) M. Berthod, G. Mignani, G. Woodward, M. Lemaire, Chem. Rev. 2005, 105, 1801.
  •  e) K. Igawa, N. Ichikawa, Y. Ano, K. Katanoda, M. Ito, T. Akiyama, K. Tomooka, J. Am. Chem. Soc. 2015, 137, 7294.
もっと見る

前のページに戻る