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J-GLOBAL ID：201702297729011292   整理番号：17A1063202

胸腰椎の骨セメント拡張椎弓根スクリュー固定によるセメント漏出と肺塞栓症のリスク【Powered by NICT】

Risk of cement leakage and pulmonary embolism by bone cement-augmented pedicle screw fixation of the thoracolumbar spine

著者 (7件)： Janssen Insa (Department of Neurosurgery, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Ryang Yu-Mi (Department of Neurosurgery, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Gempt Jens (Department of Neurosurgery, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Bette Stefanie (Department of Neuroradiology, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Gerhardt Julia (Department of Neurosurgery, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Kirschke Jan S. (Department of Neuroradiology, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany) ,  Meyer Bernhard (Department of Neurosurgery, Klinikum rechts der Isar, Technical University Munich, Ismaninger Strasse 22, 81675 Munich, Germany)
資料名： Spine Journal  (Spine Journal)
巻： 17  号： 6  ページ： 837-844  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3238A  ISSN： 1529-9430  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胸腰椎のセメント増強椎弓根スクリューのインストゥルメンテーション(CAPSI)は椎弓根スクリュー(PS)の引抜き強度と生体力学的安定性を改善するために,骨粗鬆症または骨減少症が示唆された。CAPSIと関係した肺セメント塞栓症または他の合併症の発生率を報告した研究はほとんどない。本遡及的研究の目的は,CAPSI関連合併症の率を評価することであった。後向きコホート研究。脊椎腫瘍または腰仙椎部退行性疾患によるCAPSIを受けた患者。セメント漏出,肺セメント塞栓症(PCE),死亡率。臨床データベースは2012年1月と2015年6月間CAPSIを受けた患者のレビューした。総計165名の患者(平均年齢71±11.2;範囲:46~93歳,m=62,F=103)を対象とした。関連骨粗しょう症と骨粗鬆症性骨折(n=40),脊椎転移(n=57),変性(n=49)あるいは感染性脊椎疾患(n=5),外傷性椎体骨折(n=14)であった。全ての患者は胸腰椎・腰仙椎の2と21(平均8±3.3)の間のセメント増強椎弓根スクリューを受けた。術後イメージングで検出された椎前静脈,下大静脈,および/または肺動脈における術中セメント漏出,及び漏れの両方を評価した。は臨床的に症候性および無症候性イベントの発生率を評価した。椎前静脈へのセメント漏出の術中疑いまたは横方向X線透視に下大静脈を有する31名の患者のうち29名,血液動態関連性なしでは,セメント押出は術後X線またはコンピュータ断層撮影(CT)スキャンで確認した。PCEが疑われた八例中三例で,胸部CTで検証したPCE。四人の患者は生命を脅かす術中の血行動態反応,三症例における術中心肺蘇生の必要性とセメント塞栓症(n=2; 1.2%)やアナフィラキシーショック(n=2; 1.2%)によるを経験した。二人の患者は劇症PCEのため死亡した。手術も胸部CTでPCEで確認した1日後呼吸困難の三名の患者。五人の患者では,術後画像上でも発見された無症候性PCE。さらに,術後脊椎X線またはCTで偶然発見された椎前静脈または上行静脈静脈へのセメント漏出の68例。髄腔内硬膜外セメント漏出の10例中二例は再手術を必要とした。165患者(66.7%)の百十は臨床的に無症候性セメント漏出を有していた。十三人の患者はPCE(7.9%),そのうちの五(3.0%)であった症候性を有していた。二例は術中セメント誘発性アナフィラキシーを経験した(1.2%)。全体の症候性合併症率は5.5%であった(n=9)。30日死亡率は1.8%であった(n=3)。CAPSIは無症候性セメント漏出の高いリスクを持っている。関連する重篤な合併症のリスクも比較的高く,おそらく本研究の遡及的性質を考慮した過小評価した。セメント増強のための厳密な適応,特に心臓素因を持つ患者においては,結果であるべきである。セメント応用の技術的側面および/または異なる種類のセメントはこれらの合併症のリスクを,大幅に低減することが可能であることを疑う意見もある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 生体力学 ,  データベース ,  *肺塞栓症 ,  血液動態 ,  骨粗鬆症 ,  呼吸困難 ,  *セメント ,  患者 ,  再手術 ,  骨密度 ,  画像 ,  計算機トモグラフィー ,  画像処理 ,  死亡率
準シソーラス用語： 胸部CT , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 骨ミネラル密度 ,  セメント拡張椎弓根スクリューのインストゥルメンテーション ,  骨粗しょう症 ,  骨粗鬆症性骨折 ,  肺セメント塞栓症 ,  胸腰椎

分類 (1件)： 循環系の臨床医学一般  (GJ01030V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 胸腰椎 ,  骨セメント ,  拡張 ,  椎弓根スクリュー固定 ,  セメント漏出 ,  肺塞栓症 ,  リスク