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J-GLOBAL ID：201702299292465806   整理番号：17A0090241

傾斜型ブラッグ回折格子(TFBG)センサーによる液体の屈折率計測

Refractive Index Measurement Using Tilted Fiber Bragg Grating (TFBG) Sensor

著者 (4件)： 亀山晃弘 (宮崎大 工) ,  加来昌典 (宮崎大 工) ,  甲藤正人 (宮崎大 産学・地域連携セ) ,  横谷篤至 (宮崎大 工)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 45  号： 1  ページ： 26-30  発行年： 2017年01月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ファイバブラッググレーティング(FBG)では,コア内を伝搬するクラッドモードがクラッド/外部界面においてファイバ外部媒質と光学的に結合する。このためクラッドモードを計測すれば,光ファイバ外部の諸情報を得ることができる。最近,クラッド表面に金被覆を行うことで表面プラズモン共鳴を誘起し測定感度を飛躍的に向上させたセンサや,傾斜型FBG(TFBG)なども提案されている。本論文では,屈折率センサの測定精度向上を目指したTFBGの作製方法や屈折率の測定法について概説した。また,液体の屈折率と温度の同時計測結果についても説明した。TFBGの作製方法を述べ,位相マスク法による空間コヒーレンスの低いKrFエキシマレーザを用いる方法を説明した。TFBGによる液体の屈折率計測や,液体の屈折率と温度の同時計測の結果を示した。広範囲な屈折率領域で計測が可能なセンサの中でもTFBGは,簡単な理論解析で実測値を良く再現できる信頼性の高いセンサである。

シソーラス用語： *光ファイバセンサ ,  *回折格子 ,  屈折率 ,  傾斜型 ,  *光ファイバ ,  Bragg反射 ,  *屈折分析 ,  混合液体 ,  プラズマ共鳴 ,  表面プラズモン ,  導波モード ,  被覆層 ,  エキシマレーザ ,  マスク ,  屈折計
準シソーラス用語： *FBG【回折格子】 ,  位相マスク ,  屈折率センサー ,  表面プラズモン共鳴

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  屈折及び反射の測定と装置  (BD07060V)

引用文献 (36件)：

• I. Bennion, J. A. R. Williams, L. Zhang, and K. Sugden: Opt. Quantum Electron. 28 (1996) 93.
• A. Othonos and A Kalli: Fiber Bragg Gratings: Fundamentals and Applications in Tele- communication and Sensing (Artech House, Boston, 1999) p.1.
• G. Laffont and G. Ferdinand: Meas. Sci. Technol. 12 (2001) 765.
• L. B. Melo, J. M. M. Rodrigues, A. S. F. Farinha, C. A. Marques, L. Bilro, N. Alberto, J. P. C. Tome, and R. N. Nogueira: Opt. Fiber Technol. 20 (2014) 422.
• Y. Miao, B. Liu, S. Tian, and Q. Zhao: Microwave and Optical Technology Letters 51 (2009) 479.

タイトルに関連する用語 (5件)： 傾斜型 ,  ブラッグ回折格子 ,  センサー ,  屈折率 ,  計測