特許
J-GLOBAL ID:201703000185518165

分析データ解析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-057156
公開番号(公開出願番号):特開2016-176811
出願日: 2015年03月20日
公開日(公表日): 2016年10月06日
要約:
【課題】判別分析を利用して二つのサンプル群を区別するマーカーを探索する際に、信頼性を向上させる。【解決手段】複数のサンプル群に属する各試料のマススペクトルデータからピークマトリクスを作成し(S1、S2)、そのピークマトリクスに対しPLS-DAを実行してピーク毎のローディング値を算出するS3。また、ピークマトリクスから、サンプル群毎に、各ピークのピーク値の平均値及び標準偏差を求めCV値を計算しS4、ピーク毎に、ローディング値を該ピークにおけるサンプル群毎のCV値の積で除することにより、ローディング修正値を求めるS5。同じm/z値におけるピーク値のばらつきが大きい場合や特定の試料のみで極端にピーク値が大きい場合にはCV値が小さくなるため、ローディング値が大きくても修正値は小さくなるので、各ピークのローディング修正値に基づくことで、信頼性の高いマーカーの探索が可能となる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
各々が測定対象である複数の試料を含む複数の群について、その複数の群の間で試料に含まれる存在量や試料による発現量に有意な差がある要素を探索するために、各試料に対して所定の分析を行うことで得られた分析データを解析する分析データ解析装置であって、 a)与えられた各群の各試料に対する分析データからそれぞれピークを検出し、試料毎にピークが得られるパラメータとピーク値とを含むピーク情報を収集するピーク情報収集部と、 b)前記ピーク情報収集部により収集された全ての試料に対するピーク情報に対し判別分析による多変量解析を行って、ピーク毎のローディング値を計算する判別分析実行部と、 c)各ピークについて各群におけるピーク値の再現性を表す統計量を計算する再現性統計量計算部と、 d)ピーク毎に、前記判別分析実行部で得られたローディング値を前記再現性統計量計算部で得られた各群における再現性統計量の積で除することで、該ローディング値を修正したローディング修正値を計算するローディング修正値算出部と、 e)前記ローディング修正値算出部で得られた各ピークに対するローディング修正値を反映したグラフを作成して表示する表示処理部と、 を備えることを特徴とする分析データ解析装置。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (1件):
G01N27/62 D
Fターム (2件):
2G041CA01 ,  2G041LA12

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