特許
J-GLOBAL ID:201703000518144330

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 影山 秀一 ,  倉地 保幸 ,  山田 靖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-165183
公開番号(公開出願番号):特開2017-047526
出願日: 2016年08月25日
公開日(公表日): 2017年03月09日
要約:
【課題】硬質被覆層がすぐれた硬さおよび靭性を備え、長期の使用に亘ってすぐれた耐チッピング性、耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】硬質被覆層が、組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表される複合窒化物または複合炭窒化物層を少なくとも含み、Alの平均含有割合xavgおよびCの平均含有割合yavg(xavg、yavgはいずれも原子比)が、0.60≦xavg≦0.95、0≦yavg≦0.005を満足し、前記複合窒化物または複合炭窒化物層を構成する結晶粒は、立方晶構造を有するものが存在し、立方晶構造を有する結晶粒内に、1度以上あるいは2度以上の結晶粒内平均方位差が存在し、また、結晶粒内平均方位差が1度以上2度未満の範囲内に、結晶粒内平均方位差とその面積割合の度数分布におけるピークが存在する表面被覆切削工具。【選択図】図2
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金、炭窒化チタン基サーメットまたは立方晶窒化ホウ素基超高圧焼結体のいずれかで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具において、 (a)前記硬質被覆層は、平均層厚1〜20μmのTiとAlの複合窒化物または複合炭窒化物層を少なくとも含み、該複合窒化物または複合炭窒化物層を組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xavgおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yavg(但し、xavg、yavgはいずれも原子比)は、それぞれ、0.60≦xavg≦0.95、0≦yavg≦0.005を満足し、 (b)前記複合窒化物または複合炭窒化物層は、NaCl型の面心立方構造を有するTiとAlの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を少なくとも含み、 (c)電子線後方散乱回折装置を用いて、前記複合窒化物または複合炭窒化物層の表面に垂直な方向からその表面研磨面を解析し、NaCl型の面心立方構造を有する結晶粒個々の結晶粒内平均方位差を求めた場合、前記結晶粒内平均方位差が1度以上を示す前記NaCl型の面心立方構造を有する結晶粒は、前記複合窒化物または複合炭窒化物層に占める面積割合で50%以上存在することを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  B23C 5/16 ,  C23C 16/36
FI (3件):
B23B27/14 A ,  B23C5/16 ,  C23C16/36
Fターム (25件):
3C046FF02 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF25 ,  4K030AA03 ,  4K030AA10 ,  4K030AA11 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA02 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030EA01 ,  4K030FA10 ,  4K030LA22

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