特許
J-GLOBAL ID:201703001216716226

缶の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 志賀 正武 ,  佐伯 義文 ,  高橋 詔男 ,  山崎 哲男 ,  細川 文広
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-017325
公開番号(公開出願番号):特開2017-136605
出願日: 2016年02月01日
公開日(公表日): 2017年08月10日
要約:
【課題】缶胴の開口端部にスピンフローネッキング加工を施すときに、しわが発生することを顕著に抑制して、高品位な缶を安定して製造できること。【解決手段】ネッキング工程において、缶10の縦断面視で、スピンフローネッキング加工予定部24と、スピンフローネッキング加工部8と、の交差部Iよりも缶軸O方向に沿う缶10の内側では、スピンフローネッキング加工部8を拡径させるように成形し、交差部Iよりも缶軸O方向に沿う缶10の外側では、スピンフローネッキング加工部8を縮径させるように成形し、スピンフローネッキング加工部8の直線状部分と、直線状部分よりも缶軸O方向の缶10の外側に位置する凹曲線状部分との接続部Cを通り缶軸Oに直交する仮想直線L、交差部Iよりも缶軸O方向に沿う缶10の外側に位置するスピンフローネッキング加工予定部24及びスピンフローネッキング加工部8に囲まれた領域Aの面積を、3mm2以下とする。【選択図】図7
請求項(抜粋):
板材を打ち抜いて円板状のブランクを形成する板材打ち抜き工程と、 前記ブランクを絞り加工してカップ状体に成形するカッピング工程と、 前記カップ状体を絞りしごき加工して、缶胴と缶底を備える有底筒状の缶に成形するとともに、前記缶胴の開口端部にスピンフローネッキング加工予定部を形成するDI工程と、 前記缶胴の開口端部の内部及び外部に金型を嵌合し、前記スピンフローネッキング加工予定部に、缶軸方向に沿って前記缶の外側へ向かうに従い段階的に縮径するプリネック加工を施した後、前記スピンフローネッキング加工予定部を前記缶胴の開口端部の内部と外部から一対のロールで挟んで絞ることにより、缶軸方向に沿って前記缶の外側へ向かうに従い漸次縮径するスピンフローネッキング加工を施すネッキング工程と、を備える缶の製造方法であって、 前記ネッキング工程では、 缶軸方向に沿う前記缶の縦断面視で、 プリネック加工した前記スピンフローネッキング加工予定部と、該スピンフローネッキング加工予定部をスピンフローネッキング加工して形成されたスピンフローネッキング加工部とを、スピンフローネッキング加工の前後で互いに交差するように成形するとともに、 前記スピンフローネッキング加工予定部と、前記スピンフローネッキング加工部と、の交差部よりも缶軸方向に沿う前記缶の内側では、前記スピンフローネッキング加工予定部に対して、前記スピンフローネッキング加工部を拡径させるように成形し、前記交差部よりも缶軸方向に沿う前記缶の外側では、前記スピンフローネッキング加工予定部に対して、前記スピンフローネッキング加工部を縮径させるように成形し、 前記スピンフローネッキング加工部には、 前記交差部を通る直線状部分と、 前記直線状部分よりも缶軸方向の前記缶の外側に位置する凹曲線状部分と、が含まれ、 前記直線状部分と前記凹曲線状部分との接続部を通り缶軸に直交する仮想直線、前記交差部よりも缶軸方向に沿う前記缶の外側に位置する前記スピンフローネッキング加工予定部及び前記スピンフローネッキング加工部に囲まれた領域の面積を、3mm2以下とすることを特徴とする缶の製造方法。
IPC (3件):
B21D 51/26 ,  B65D 1/16 ,  C22C 21/00
FI (5件):
B21D51/26 P ,  B21D51/26 X ,  B21D51/26 R ,  B65D1/16 111 ,  C22C21/00 N
Fターム (7件):
3E033AA06 ,  3E033BA09 ,  3E033CA20 ,  3E033DA07 ,  3E033DA08 ,  3E033DD02 ,  3E033FA10

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