特許
J-GLOBAL ID:201703001894115879

車両用動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人落合特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-037721
公開番号(公開出願番号):特開2017-155778
出願日: 2016年02月29日
公開日(公表日): 2017年09月07日
要約:
【課題】クランク式の伝達ユニットを備える車両用動力伝達装置において、重量の増加を最初限に抑えながら出力軸の下流の動力伝達経路が捩じれ共振を抑制する。【解決手段】複数の伝達ユニット14に対して並列に配置されて入力軸12および出力軸13を接続する補助動力伝達手段S2が、遊星歯車機構47と、遊星歯車機構の動力伝達を遮断するクラッチ48とを備えるので、車両の減速時に、補助動力伝達手段を介して出力軸側から入力軸側に駆動力を伝達し、エンジンブレーキや回生ブレーキを作動させることができる。遊星歯車機構の三つの要素のうち、出力軸に常時連結され、かつ回転半径が最大である要素51に制振マス64を設けたので、必要最小限の制振マスを付加するだけで、出力軸の下流の動力伝達経路の捩じり共振の共振周波数を常用回転数領域外にずらし、車両の走行中には常に制振効果を得ることができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
駆動源(E)に接続された入力軸(12)の回転を変速して出力軸(13)に伝達する複数の伝達ユニット(14)を軸方向に並置し、 前記伝達ユニット(14)の各々は、 前記入力軸(12)と一体に回転する偏心カム(18)と、 前記偏心カム(18)の外周に相対回転自在に嵌合するリングギヤ(19b)が形成された偏心部材(19)と、 前記入力軸(12)と同軸に配置されて変速アクチュエータ(23)により回転する変速軸(15)と、 前記変速軸(15)に設けられて前記リングギヤ(19b)に噛合するピニオン(17)と、 前記出力軸(13)に設けたワンウェイクラッチ(36)と、 前記偏心部材(19)および前記ワンウェイクラッチ(36)のアウター部材(38)に接続されて往復運動するコネクティングロッド(33)と、 前記変速アクチュエータ(23)で前記変速軸(15)を前記入力軸(12)に対して相対回転させて前記偏心カム(18)に対する前記偏心部材(19)の位相を変化させることで、前記入力軸(12)の軸線(L)からの前記偏心部材(19)の偏心量(ε)を変化させて変速比を変更する車両用動力伝達装置であって、 前記複数の伝達ユニット(14)に対して並列に配置されて前記入力軸(12)および前記出力軸(13)を接続する補助動力伝達手段(S2)が、遊星歯車機構(47)と、前記遊星歯車機構(47)の動力伝達を遮断するクラッチ(48)とを備え、前記遊星歯車機構(47)の三つの要素のうち、前記出力軸(13)に常時連結され、かつ回転半径が最大である要素(51)に制振マス(64)を接続したことを特徴とする車両用動力伝達装置。
IPC (3件):
F16H 29/04 ,  F16H 37/02 ,  F16H 3/54
FI (3件):
F16H29/04 ,  F16H37/02 Q ,  F16H3/54
Fターム (35件):
3J028EA00 ,  3J028EA30 ,  3J028EB10 ,  3J028EB16 ,  3J028EB37 ,  3J028EB43 ,  3J028EB62 ,  3J028EB66 ,  3J028FA01 ,  3J028FB04 ,  3J028FC13 ,  3J028FC23 ,  3J028FC65 ,  3J028FD01 ,  3J028GA02 ,  3J028HA12 ,  3J062AA02 ,  3J062AA18 ,  3J062AB06 ,  3J062AB27 ,  3J062AB29 ,  3J062AB33 ,  3J062AC06 ,  3J062AC07 ,  3J062BA25 ,  3J062BA26 ,  3J062CB02 ,  3J062CB06 ,  3J062CB22 ,  3J062CB24 ,  3J062CG03 ,  3J062CG13 ,  3J062CG64 ,  3J062CG82 ,  3J062CG86

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