特許
J-GLOBAL ID:201703002228381234

パイル織編物からなる円筒状軸シール材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 横井 健至 ,  横井 知理
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2012083445
公開番号(公開出願番号):WO2014-102897
出願日: 2012年12月25日
公開日(公表日): 2014年07月03日
要約:
【課題】 スプリングバックして拡大しうるスリットを有していながら粉体の漏れのない回転状軸シール材を提供する。【解決手段】 粉体容器1の円筒状軸シール材4bは円筒状軸シール材4bの内側にカットパイル7bを有するパイル織編物7からなるパイル5とパイルの円筒状支持部材4cからなり、その外径4eは外圧により縮小され、かつ内径4dへの圧力により拡大され、円筒状軸シール材4bを回転体の支持枠2の取付孔2aに挿着する時、円筒状軸シール材4bの外径4eをスリット8の縮小により取付け、スリット8のスプリングバックの拡大により取付孔2aに密着して、円筒状軸シール材4bのスリット8への粉体3の侵入防止及び円筒状軸シール材4bの取付け箇所からの粉体3の漏れを回転軸方向へのパイル5の倒れを押戻す力あるいは回転軸方向へのパイル5の倒れを押戻す手段とパイル5のファイバー密度とにより行い、粉体3の漏れを防止している。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
粉体を取り扱う回転装置の回転体の回転軸から粉体の漏出が防止された円筒状軸シール材において、円筒状軸シール材は繊維からなるパイルを形成してなる織編物とこのパイルが形成された織編物を支持する円筒状支持部材からなり、この円筒状支持部材は外周からの外圧により外径が縮小しうる構造を有し、かつ、円筒状軸シール材のパイルからなる内径に回転軸から作用する圧力により外径が拡大しうる構造を有する部材から形成され、パイルは円筒状軸シール材の内側に形成のカットパイルからなるパイル織物又はパイル編物(これらを「パイル織編物」という。)から構成され、回転体の支持枠の取付孔に円筒状軸シール材を挿着する際に、円筒状軸シール材の外径が挿着前は取付孔と同じであるかもしくは取付孔より若干大きく、挿着時に円筒状軸シール材の外径は縮小可能なスリットを有して、弾性により取付孔から受ける外圧に抗して取付孔に圧入により外径を縮小して取付けされ、取付け後はスリットのスプリングバックにより外径を拡げて取付孔に密着するように構成され、円筒状軸シール材の外周に形成されている略直線状のスリットへの粉体の侵入防止を、円筒状軸シール材の中心からスリット端面側のパイル同士が重なり位置までの距離が回転軸の半径よりも大きく、かつ、粉体容器に設けられた回転軸が通る孔の半径を上記円筒状軸シール材の中心からスリット端面側のパイル同士が重なり位置までの距離より小さく構成して、パイル密度即ちファイバー密度、パイルの構成、回転軸との取付けによる回転軸方向へのパイルの倒れ、又は回転軸方向のパイルの倒れを押戻す手段の1つ以上を用いて円筒状軸シール材の軸方向内側のパイルが容器の回転軸の通る孔の周辺の壁と接するように構成し、円筒状軸シール材の取付け箇所からの粉体の漏れを防止し、円筒状軸シール材の外周、スリット、および回転軸からの粉体の漏れを防止したことを特徴とする円筒状軸シール材。
IPC (3件):
F16J 15/22 ,  F16J 15/18 ,  D03D 27/00
FI (3件):
F16J15/22 ,  F16J15/18 C ,  D03D27/00 Z
Fターム (10件):
3J043AA16 ,  3J043CB07 ,  3J043CB10 ,  3J043CB11 ,  4L048AA06 ,  4L048AA14 ,  4L048AA19 ,  4L048BA23 ,  4L048CA00 ,  4L048DA00

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