特許
J-GLOBAL ID:201703003184519981
空気調和システム
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-209629
公開番号(公開出願番号):特開2017-083043
出願日: 2015年10月26日
公開日(公表日): 2017年05月18日
要約:
【課題】使用者の快適性を十分に高めることができる空気調和システムを提供する。【解決手段】空気調和システムが第1室内機と第2室内機で暖房運転を行っているとき、室内上部設定温度Tpuと第2室内機吸込温度Ts2の温度差ΔTが閾温度差Tt以上となれば、室内上部の熱を回収する熱回収運転を実行する。熱回収運転を実行しているとき、暖房必要熱量Q1と回収可能熱量Q2を算出し、回収可能熱量Q2から暖房必要熱量Q1を減じた値である熱量差ΔQが0(ゼロ)以上であるか否かを判断し、熱量差ΔQが0未満であれば、バイパス開閉弁を閉じて室外熱交換器に冷媒を流して室外熱交換器でも冷媒を蒸発させる。熱量差ΔQが0以上であれば、バイパス開閉弁を開いて室外熱交換器に冷媒を流さないようにすることで、室外熱交換器を蒸発器として機能させない。【選択図】図5
請求項(抜粋):
圧縮機と、流路切替手段と、室外熱交換器と、第1膨張弁を有する室外機と、
第1室内熱交換器を有する第1室内機と、
第2室内熱交換器を有する第2室内機と、
冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と、循環ポンプを有し、前記水冷媒熱交換器で冷媒と熱交換した水を前記循環ポンプの駆動により前記第1室内熱交換器に供給する水冷媒熱交換ユニットと、
前記圧縮機や前記循環ポンプを駆動制御する制御手段と、
を有する空気調和システムであって、
前記第1室内機は、同第1室内機に吸い込まれる空気の温度である第1室内機吸込温度を検出する第1吸込温度センサを有し、
前記第2室内機は、同第2室内機に吸い込まれる空気の温度である第2室内機吸込温度を検出する第2吸込温度センサを有し、
前記水冷媒熱交換器は、冷媒が流れる冷媒側流路と、水が流れる水側流路を有し、
前記水冷媒熱交換器の前記冷媒側流路と前記第2室内機の前記第2室内熱交換器が、前記室外機に直列に接続されるとともに、前記冷媒側流路と前記第2室内熱交換器の間に第2膨張弁が配置され、
前記制御手段は、
前記第1室内機と前記第2室内機のうち少なくとも一方が暖房運転を行っているとき、前記第2膨張弁の開度を調整することによって前記第1室内機の前記第1室内熱交換器を蒸発器として機能させることで、前記第1室内機が設置された空調空間の熱を回収する、あるいは、前記第2膨張弁の開度を調整することによって前記第2室内機の前記第2室内熱交換器を蒸発器として機能させることで、前記第2室内機が設置された空調空間の熱を回収する熱回収運転を行い、
前記熱回収運転を行っているとき、
前記第1室内機から、同第1室内機で設定された第1設定温度と前記第1吸込温度センサで検出した第1室内機吸込温度を取り込むとともに、前記第2室内機から、同第2室内機で設定された第2設定温度と前記第2吸込温度センサで検出した第2室内機吸込温度を取り込み、
空調空間の熱を回収する室内機の設定温度と吸込温度の温度差に基づいて蒸発器として機能する当該室内機の室内熱交換器で回収できる熱量である回収可能熱量を算出するとともに、暖房運転を行う室内機の設定温度と吸込温度の温度差に基づいて当該室内機の室内熱交換器で必要となる暖房必要熱量を算出し、
前記回収可能熱量から前記暖房必要熱量を減じた熱量差が所定の閾熱量差以上であるときは、前記室外熱交換器を蒸発器として機能させない、
ことを特徴とする空気調和システム。
IPC (3件):
F24F 11/02
, F25B 1/00
, F25B 6/04
FI (7件):
F24F11/02 102A
, F24F11/02 102G
, F24F11/02 102M
, F24F11/02 R
, F24F11/02 102F
, F25B1/00 101E
, F25B6/04 Z
Fターム (10件):
3L260AB02
, 3L260AB06
, 3L260BA02
, 3L260CA12
, 3L260CB63
, 3L260EA07
, 3L260FA02
, 3L260FB07
, 3L260FB08
, 3L260HA01
引用特許:
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