特許
J-GLOBAL ID:201703003969160860

パルプ中のデンプンを保存する方法、並びにカルシウムの沈殿及び/又はスケーリングを制御する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 庄司 隆 ,  資延 由利子 ,  大杉 卓也 ,  曽我 亜紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-019302
公開番号(公開出願番号):特開2017-106157
出願日: 2017年02月06日
公開日(公表日): 2017年06月15日
要約:
【課題】パルプ中に存在するデンプンを保存する方法、亦蒸解釜又はBODシステムにおけるカルシウムの沈殿及び/又はスケーリングを制御する方法の提供。【解決手段】抄紙で処理し、天然デンプンと共にパルプを含有する工程水を、少なくとも1種の殺生物剤、例えばクロラミン、及び少なくとも1種の酸化剤、例えば次亜塩素酸ナトリウムを用いて二重処理し、前記処理は、任意の好適な手法により行い、前記処理を、抄紙システムの1又は複数の段階又は位置で行い、標的の残存クロラミンの値又は範囲が、前記処理により達成され、アミロース分解性細菌が工程水中に、パルプ乾燥重量当たり、1.0×1015cfu未満で存在する様にアミラーゼの産生が制御又は防止する方法。提供される方法を使用して製造される包装用シート/板紙及び他の紙製品は、優れた強度及び他の望ましい特性を呈する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
パルプ中に存在するデンプンを保存する方法であって、 ヘッドボックス又は丸網抄紙機、並びに再生供給源に由来するパルプを含有する、工程水を含む抄紙プロセスにおいて、前記工程水の化学的酸素要求量を計測すること及び計測されたカルシウムイオン濃度を得るために前記工程水のカルシウムイオン濃度を計測すること、並びに前記パルプを含有する工程水を、前記工程水がヘッドボックス又はラウンドフォーマー機で0.3ppm〜15ppmの残存クロラミン量を有するように、モノクロラミンを含むクロラミンで処理することを含み、さらに前記パルプを含有する前記工程水を少なくとも1の酸化剤で処理することを含み、前記クロラミン処理及び前記酸化剤処理からなる二重処理と共に、前記パルプ中に乾燥パルプ繊維の重量ベースで少なくとも0.001重量%の量の既存のデンプンが存在し、前記クロラミンが前記工程水中の計測されたカルシウムイオン濃度に応じて添加され、前記二重処理が少なくとも1か月間継続的に処理すること並びに前記残存クロラミン量を維持することを含み、アミロース分解性細菌が前記工程水中にパルプ乾燥重量1g当たり1.0×1015cfu未満で存在するように、アミラーゼの産生が制御又は防止される、方法。
IPC (2件):
D21H 17/11 ,  D21H 17/28
FI (2件):
D21H17/11 ,  D21H17/28
Fターム (6件):
4L055AG34 ,  4L055AG47 ,  4L055AH42 ,  4L055CD13 ,  4L055DA09 ,  4L055EA29

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