特許
J-GLOBAL ID:201703004186399068

微細流路を用いた熱交換器の沸騰熱伝達性能シミュレーション装置、およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-150851
公開番号(公開出願番号):特開2017-032347
出願日: 2015年07月30日
公開日(公表日): 2017年02月09日
要約:
【課題】微細流路内の沸騰熱伝達率を精度高く算出することができるシミュレーション装置を提供する。【解決手段】どのような条件における沸騰熱伝達率を算出したいのかを入力(S10)、入力された情報を基に計算に必要な冷媒の物性値を算出する(S11)。そして、各熱伝達成分αlf、αnb、αfcで伝わるそれぞれの熱流束qlf、qnb、qfcの合計値qがS10で入力した条件を満たすまで、繰り返し計算により、伝熱管内壁温と冷媒の温度差ΔTsatを算出する(S12)。得られたΔTsatを基に、微細流路内の沸騰熱伝達率aを算出する(S13)。各熱伝達成分αlf、αnb、αfcの算出法については後述するが、本発明では、水平流における液膜蒸発熱伝達αlfと、核沸騰熱伝達αnbの見積る式を修正することで、より一般性の高い整理式とするだけでなく、予測精度を高めている。【選択図】図7
請求項(抜粋):
熱流束q、質量速度G、クオリティx、飽和圧力Psat、使用する冷媒、冷媒の流動方向を基に物性値を算出する物性値算出モジュールと、 前記物性値算出モジュールで算出された物性値および冷媒の流動方向の入力情報を取得して、液膜蒸発熱伝達αlfで伝わる熱流束qlfと、核沸騰熱伝達αnbで伝わる熱流束qnb と、強制対流熱伝達αfcで伝わる熱流束qfcと、伝熱管内壁温と冷媒の温度差ΔTsatを基に入力条件qを満たすΔTsatを繰り返し計算する繰り返し計算モジュールと、 前記繰り返し計算モジュールで算出された数値を、α=αlf+αnb+αfcに代入して微細流路内沸騰熱伝達率αを算出する微細流路内沸騰熱伝達率算出モジュールと、 を備えることを特徴とする微細流路を用いた熱交換器の沸騰熱伝達性能シミュレーション装置。
IPC (1件):
G01N 25/18
FI (1件):
G01N25/18 L
Fターム (5件):
2G040AA01 ,  2G040AB08 ,  2G040BA02 ,  2G040BA24 ,  2G040HA16

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