特許
J-GLOBAL ID:201703004216934680

複合材製乗物用座席の脚構造体成形法およびその方法によって製作された複合材製乗物用座席

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-051142
公開番号(公開出願番号):特開2017-165202
出願日: 2016年03月15日
公開日(公表日): 2017年09月21日
要約:
【課題】前脚、後脚おける主部材の完全なFRP化により座席の可及的な軽量化を図り、かつ製造や設備の低廉化を実現する。【解決手段】後脚3は、前方横材6から後方下り傾斜し後方定着部位1Rに向かう複合材製下り斜脚部3Aと、その下り斜脚部3Aの略中間部位から後方に向けて後方横材7に向けて延びる上り斜脚部3Bとで形成される。前後の脚はせん断荷重を負担するウェブ部16をYZ面内に配したI形構造であって、引張・圧縮軸力を負担し剛性を増強させるフランジ部17における反ウェブ部側の全幅もしくは一部に連続炭素繊維補強のラミネート構成プレス成形樹脂体18が配され、フランジ部17における残余域およびウェブ部16は注入成形のコンパウンド樹脂体19とすべく、コンパウンド樹脂が注入されるという手順を採られる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
略垂直状態にあって床の前方定着部位に至る前脚が備えられる一方、下方傾き状態で後方定着部位に向かう後脚が備えられる乗物用座席の脚構造体製造法において、 脚構造体は、自席と隣席とを座面前縁直下で支持する前方横材から下方へ延びる複合材製前脚、および前記前方横材から後方下り傾斜し後方定着部位に向かう複合材製下り斜脚部と、該下り斜脚部の略中間部位から後方に向けて上り傾斜し自席と隣席とを座面後縁直下で支持する後方横材に向けて延びる上り斜脚部とで形成される複合材製後脚を有し、 前記複合材製前脚および後脚それぞれは、座席の左右をX方向と、前後をY方向と、上下をZ方向とした場合、せん断荷重を負担するウェブ部をYZ面内に配したI形構造であって、引張・圧縮軸力を負担し剛性を増強させるフランジ部における反ウェブ部側の全幅もしくは一部に、および前記ウェブ部の一部に連続炭素繊維補強のラミネート構成プレス成形樹脂体が配され、フランジ部における残余域および前記ウェブ部における残余域は注入成形のコンパウンド樹脂体とされ、 該注入コンパウンド樹脂による成形は、予め成形された前記ラミネート構成プレス成形樹脂体を成形型に配置したあとの残余キャビティへのコンパウンド樹脂溶融体の加圧注入によるものであって、その際、注入コンパウンド樹脂体とラミネート構成プレス成形樹脂体とは樹脂融着による一体化がなされるようにしたことを特徴とする複合材製乗物用座席の脚構造成形法。
IPC (3件):
B60N 2/44 ,  A47C 7/00 ,  B60N 2/005
FI (3件):
B60N2/44 ,  A47C7/00 A ,  B60N2/005
Fターム (3件):
3B084AA00 ,  3B087DA01 ,  3B087DE10
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る