特許
J-GLOBAL ID:201703004270729626

伝動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人落合特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-069561
公開番号(公開出願番号):特開2017-180698
出願日: 2016年03月30日
公開日(公表日): 2017年10月05日
要約:
【課題】第1軸線を中心軸線とする第1伝動部材と、第1軸線回りに回転する第1伝動軸、及び第2軸線を中心軸線とする偏心軸部が連結された回転部材と、偏心軸部に回転自在に支持される第2伝動部材と、第2伝動軸に連結され第2伝動部材に対向する第3伝動部材と、第1,第2伝動部材間の第1変速機構と、第2,第3伝動部材間の第2変速機構とを備えた伝動装置において、各変速機構の複数の転動体を保持する板状のリテーナを活用して伝動効率を高める。【解決手段】第1リテーナH1と第1・第2伝動部材5,8との対向面、並びに第2リテーナH2と第2・第3伝動部材8,9との対向面を回転摺動可能な接触状態に保持する保持手段13が、ケーシングCと第3伝動部材9間に設けられ、第1転動体23に第1・第2伝動部材5,8間でスラスト方向及び回転方向の遊び45が、また複数の第2転動体26に第2・第3伝動部材8,9間でスラスト方向及び回転方向の遊び46が付与される。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
第1軸線(X1)を中心軸線とする第1伝動部材(5)と、 第1軸線(X1)回りに回転する第1伝動軸(S1)、及び第1軸線(X1)から偏心した第2軸線(X2)を中心軸線とする偏心軸部(6e)が一体的に連結された偏心回転部材(6)と、 前記偏心軸部(6e)に第2軸線(X2)回りに回転自在に支持されると共に前記第1伝動部材(5)に対向する第2伝動部材(8)と、 第1軸線(X1)回りに回転する第2伝動軸(S2)に同軸で連結されると共に前記第2伝動部材(8)に対向する第3伝動部材(9)と、 前記第1及び第2伝動部材(5,8)間で変速しつつトルク伝達可能な第1変速機構(T1)と、 前記第2及び第3伝動部材(8,9)間で変速しつつトルク伝達可能な第2変速機構(T2)と、 前記第1,第2伝動軸(S1,S2)を回転可能に支持し、一側壁(Ca)には前記第1伝動部材(5)が一体的に回転するよう連結され且つ他側壁(Cb)には前記第3伝動部材(9)の背面を対向させたケーシング(C)とを備え、 前記第1変速機構(T1)が、前記第1伝動部材(5)の、前記第2伝動部材(8)との対向面に在り且つ第1軸線(X1)を中心とする波形環状の第1伝動溝(21)と、前記第2伝動部材(8)の、前記第1伝動部材(5)との対向面に在り且つ第2軸線(X2)を中心とする波形環状で波数が第1伝動溝(21)とは異なる第2伝動溝(22)と、第1及び第2伝動溝(21,22)の複数の交差部に介装され、それら第1及び第2伝動溝(21,22)を転動しながら第1及び第2伝動部材(5,8)間の変速伝動を行う複数の第1転動体(23)と、それら第1転動体(23)を回転摺動可能に保持する複数の第1保持孔(31)を有して第1及び第2伝動部材(5,8)間に介装される板状の第1リテーナ(H1)とを有し、 前記第2変速機構(T2)が、前記第2伝動部材(8)の、前記第3伝動部材(9)との対向面に在り且つ第2軸線(X2)を中心とする波形環状の第3伝動溝(24)と、前記第3伝動部材(9)の、前記第2伝動部材(8)との対向面に在り且つ第1軸線(X1)を中心とする波形環状で波数が第3伝動溝(24)とは異なる第4伝動溝(25)と、それら第3及び第4伝動溝(24,25)の複数の交差部に介装され、第3及び第4伝動溝(24,25)を転動しながら第2及び第3伝動部材(8,9)間の変速伝動を行う複数の第2転動体(26)と、それら第2転動体(26)を回転摺動可能に保持する複数の第2保持孔(32)を有して第2及び第3伝動部材(8,9)間に介装される板状の第2リテーナ(H2)とを有し、 前記第1及び第2伝動軸(S1,S2)間で変速伝動を行い、又は前記ケーシング(C)から前記第1及び第2伝動軸(S1,S2)に回転トルクを分配するようにした伝動装置であって、 前記第1リテーナ(H1)と前記第1及び第2伝動部材(5,8)との各対向面、並びに前記第2リテーナ(H2)と前記第2及び第3伝動部材(8,9)との各対向面を回転摺動可能な接触状態に保持する保持手段(13)が、前記ケーシング(C)の前記他側壁(Cb)と前記第3伝動部材(9)との間に設けられると共に、前記第1及び第2変速機構(T1,T2)の無負荷状態で、前記複数の第1転動体(23)の全てに前記第1及び第2伝動部材(5,8)間においてスラスト方向及び回転方向の遊び(45)が、また前記複数の第2転動体(26)の全てに前記第2及び第3伝動部材(8,9)間においてスラスト方向及び回転方向の遊び(46)がそれぞれ付与されていることを特徴とする伝動装置。
IPC (2件):
F16H 48/14 ,  F16H 25/06
FI (2件):
F16H48/14 ,  F16H25/06 A
Fターム (17件):
3J027FA11 ,  3J027FA50 ,  3J027FB02 ,  3J027HA01 ,  3J027HA03 ,  3J027HB01 ,  3J027HC07 ,  3J027HC10 ,  3J027HC13 ,  3J027HC29 ,  3J062AA02 ,  3J062AB31 ,  3J062AC01 ,  3J062AC02 ,  3J062BA31 ,  3J062CC04 ,  3J062CC06

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