特許
J-GLOBAL ID:201703004509501800

結像光学系のないマイクロ波カメラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 保坂 俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-045194
公開番号(公開出願番号):特開2017-161322
出願日: 2016年03月09日
公開日(公表日): 2017年09月14日
要約:
【課題】結像光学系のないマイクロ波カメラを実現し応用すること。【解決手段】本発明は、アンテナから照射する強力なマイクロ波を、画素間のクロストークの非常に少ない2次元マイクロ波イメージセンサにより位相と強度を全受信画素で同時受信し、マイクロ波ホログラフィに基づくコンピュータによる計算結像を応用することで、レンズのない(結像光学系のない)マイクロ波カメラを実現する。結像光学系が無ければカメラは薄型となり、位相の同時受信により、カメラとの相対速度が大きな物体を受像可能である。マイクロ波は大気中での減衰が少なく、雨、雪、霧も透過する。したがって、濃霧や降雪、降雨中での航空機や自動車、船舶運行を助けることができる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
マイクロ波発振器、 前記マイクロ波発振器で生成したマイクロ波(周波数ω)を照射する照射器、 照射器から照射されたマイクロ波が照射された被写体からの散乱波を同時に受信する受像器、パワー検出器、位相検出器、デジタイザ、およびコンピュータを含むマイクロ波カメラであって、 前記受像器は、マイクロストリップライン(配線)と前記マイクロストリップラインに電気的に接続された受信回路とを備える誘電体基板を間に挟み込んだホーンアンテナ及び前記ホーンアンテナに連通する導波管が一次元または2次元に配列したホーンアンテナ型ヘテロダイン・イメージング受像器であり、 前記受像器において、前記散乱波(周波数:ω)と局部発振器で生成した局部発振波(周波数ωL0)とを周波数混合してヘテロダイン検波を行ない、中間周波数波(周波数ωIF=ω-ωL0)を生成し、 前記中間周波数波の振幅を前記パワー検出器で検出し、 前記位相検出器を用いて、参照波発振器で生成した参照波(周波数ωR)と中間周波数波との位相差を検出することを特徴とし、 この場合において、ωIF=ωRであり、マイクロ波(周波数ω)、局部発振波(周波数ωL0)および参照波(周波数ωR)はすべて同期しており、 前記パワー検出器で検出された振幅信号および前記位相検出器で検出された位相信号を前記デジタイザでデジタル処理し、 前記デジダイザでデジタル処理された振幅信号および位相信号に基づいてコンピュータで演算処理して被写体像を描写することを特徴とする、 結像光学系のないマイクロ波カメラ。
IPC (3件):
G01S 13/89 ,  G01S 7/03 ,  G01S 13/34
FI (4件):
G01S13/89 ,  G01S7/03 220 ,  G01S7/03 210 ,  G01S13/34
Fターム (15件):
5J070AB17 ,  5J070AB24 ,  5J070AC02 ,  5J070AD08 ,  5J070AE04 ,  5J070AE06 ,  5J070AE07 ,  5J070AE09 ,  5J070AF01 ,  5J070AF03 ,  5J070AF06 ,  5J070AH31 ,  5J070AH34 ,  5J070AH39 ,  5J070AK22
引用特許:
審査官引用 (2件)

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