特許
J-GLOBAL ID:201703004814834488

開水路流量計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-159411
特許番号:特許第6047738号
出願日: 2016年08月16日
要約:
【課題】開水路流量計測装置として、超音波式流量計は水路内に超音波の送受信器を設置する必要があり、高価で保守性が課題である。堰式流量計およびフリューム式流量計は土木構造物を水路に設置する必要があり、高価となり、水路の水頭損失が課題である。平均流速公式法流量計は等流状態以外の水路に適用できないことが課題である。 【解決手段】水路断面が一様で流下方向に対して水路勾配が一定の漸変不等流開水路において上流水深および下流水深を水位測定または限界水深演算により求める。前記上流水深および下流水深を結ぶ水面形を形成する流量を逐次可変して探索する。探索の結果、前記上流水深および下流水深を結ぶ水面形に合致した流量を流量計測値とする。水位測定と演算により流量計測が可能となり安価な流量計測装置が構成可能となった。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 水路断面が一様で流下方向に対して水路勾配が一定の漸変不等流開水路に設置した上流水深を測定する上流水位計および下流水深を測定する下流水位計と、 前記上流水位計および前記下流水位計で測定した前記上流水深および前記下流水深を水面形演算部に伝送する水深伝送部および伝送路と、 前記開水路の流れが漸変不等流であって常流の場合は、前記下流水位計位置を始点に前記下流水位計で測定した前記下流水深を初期値として、上流方向に逐次前記上流水位計位置を終点として演算した水面形、または前記開水路の流れが漸変不等流であって射流の場合は、前記上流水位計位置を始点に前記上流水位計で測定した前記上流水深を初期値として、下流方向に逐次前記下流水位計位置を終点として演算した水面形、を一定流量値のもとで演算する水面形演算部と、 前記水面形演算部に前記一定流量値を入力する流量設定部と、 前記水面形演算部に水路条件を入力する水路パラメータ設定部と、 前記常流の場合および前記射流の場合ともに、前記水面形演算部で求めた終点の水深と終点に設置した水位計の水深測定値との偏差により、前記一定流量値を逐次、増減して、水面形を繰り返し演算し、前記終点の水面形水深値と前記終点の水深を測定する水位計水深値が一致する前記一定流量値を開水路流量計測値として探索する流量探索部と、 前記流量探索部で求めた前記開水路流量計測値を表示する流量表示部と、 を具備する開水路流量計測装置。
IPC (1件):
G01F 1/00 ( 200 6.01)
FI (1件):
G01F 1/00 H

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