特許
J-GLOBAL ID:201703005441744510

乳含有飲料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 衡田 直行
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-509057
特許番号:特許第6129463号
出願日: 2016年10月21日
要約:
【要約】 乳含有飲料の溶存酸素濃度を大きく低減させながらも、かつ、製造過程で発生する原料乳の泡立ちを効果的に抑制できる乳含有飲料の製造方法を提供する。 (A)不活性ガス処理の供給方法及び供給条件を制御し、原料乳の気泡率が10%以下となるように、原料乳に不活性ガス処理を行った後に、原料乳を排出し、溶存酸素濃度を低減させた原料乳を得る第一の酸素濃度低減工程と、(B)不活性ガス処理の供給方法及び供給条件を制御し、工程(A)で得られた原料乳の気泡率が10%以下となるように、原料乳に不活性ガス処理を行い、溶存酸素濃度を低減させた原料乳を得る第二の酸素濃度低減工程と、(C)工程(B)で得られた原料乳を加熱殺菌する加熱殺菌工程を含む乳含有飲料の製造方法である。
請求項(抜粋):
【請求項1】 (A)不活性ガス処理の供給方法及び供給条件を制御し、原料乳の原料乳の気泡率が10%以下となるように、原料乳に不活性ガス処理を行った後に、上記原料乳を排出し、溶存酸素濃度を低減させた原料乳を得る第一の酸素濃度低減工程と、 (B)不活性ガス処理の供給方法及び供給条件を制御し、第一の酸素濃度低減工程で得られた原料乳の気泡率が10%以下となるように、原料乳に不活性ガス処理を行い、溶存酸素濃度を低減させた原料乳を得る第二の酸素濃度低減工程と、 (C)第二の酸素濃度低減工程で得られた原料乳を加熱殺菌する加熱殺菌工程、 を含む乳含有飲料の製造方法であって、 第一の酸素濃度低減工程及び第二の酸素濃度低減工程の各々の不活性ガス処理による供給方法が、 (a)比例混合装置を用いた原料乳と不活性ガスとの混合、 (b)不活性ガスで満たした空間を有する装置内への原料乳の噴霧、 (c)遠心分離機を用いた原料乳と不活性ガスとの混合、 (d)ポンプを用いた原料乳と不活性ガスとの混合、 (e)タンク内に収容した原料乳への不活性ガスの吹き込み、 の中から選ばれる一種又は二種以上の組み合わせによって行われ(ただし、第一の酸素濃度低減工程と第二の酸素濃度低減工程の少なくとも、いずれかにおいて、不活性ガス処理が、(a)比例混合装置を用いた原料乳と不活性ガスの混合、を含む方法によって行われるものとする。)、 (a)の比例混合装置を用いた原料乳と不活性ガスとの混合において、上記原料乳の供給速度(単位時間あたりの供給量)に対する上記不活性ガスの供給速度(単位時間あたりの供給量)の体積比(不活性ガスの体積/原料乳の体積)が5〜70%であることを特徴とする乳含有飲料の製造方法。
IPC (5件):
A23L 2/38 ( 200 6.01) ,  A23C 3/02 ( 200 6.01) ,  A23C 3/08 ( 200 6.01) ,  A23L 2/42 ( 200 6.01) ,  A23L 2/00 ( 200 6.01)
FI (5件):
A23L 2/38 P ,  A23C 3/02 ,  A23C 3/08 ,  A23L 2/00 N ,  A23L 2/00 A

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