特許
J-GLOBAL ID:201703005871511500

エジェクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人かいせい特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-080129
公開番号(公開出願番号):特開2017-190707
出願日: 2016年04月13日
公開日(公表日): 2017年10月19日
要約:
【課題】適用された冷凍サイクル装置の負荷変動によらず、内部に形成された冷媒通路の通路断面積を適切に変更可能に構成されたエジェクタを提供する。【解決手段】高圧冷媒を流入させる流入空間30aが形成されたボデー30の内部に、円錐状に形成された通路形成部材35を配置して、ノズルとして機能する断面円環状のノズル通路13aおよび昇圧部として機能する断面円環状のディフューザ通路13cを形成する。さらに、通路形成部材35に、流入空間30a側へ延びてボデーに摺動可能に支持されるシャフト38を連結する。そして、通路形成部材35が流入空間30a内の冷媒圧力によって受ける荷重を第1荷重Pw1としたときに、シャフト38に第1荷重Pw1を相殺する方向の第2荷重Pw2を受ける受圧部38aを設ける。これにより、第1荷重Pw1の変動が通路形成部材35の変位に影響を及ぼしてしまうことを抑制する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置(10)に適用されるエジェクタであって、 高圧冷媒を流入させる流入空間(30a)、前記流入空間から流出した冷媒を減圧させる減圧用空間(30b)、前記減圧用空間の冷媒流れ下流側に連通して冷媒吸引口(31b)から吸引した冷媒を流通させる吸引用通路(13b)、および前記減圧用空間から噴射された噴射冷媒と前記吸引用通路を介して吸引された吸引冷媒とを流入させる昇圧用空間(30e)が形成されたボデー(30)と、 少なくとも一部が前記減圧用空間の内部、および前記昇圧用空間の内部に配置されるとともに、前記減圧用空間から離れるに伴って外径が拡大する円錐状に形成された通路形成部材(35)と、 前記通路形成部材を変位させる駆動機構(37)と、 前記通路形成部材に連結されているとともに、前記流入空間側へ延びて前記ボデーに摺動可能に支持された棒状部材(38)と、を備え、 前記ボデーのうち前記減圧用空間を形成する部位の内周面と前記通路形成部材の外周面との間に形成される冷媒通路は、冷媒を減圧させて噴射するノズルとして機能するノズル通路(13a)であり、 前記ボデーのうち前記昇圧用空間を形成する部位の内周面と前記通路形成部材の外周面との間に形成される冷媒通路は、前記噴射冷媒および前記吸引冷媒を混合させて昇圧させる昇圧部として機能するディフューザ通路(13c)であり、 前記通路形成部材が前記流入空間内の冷媒圧力によって受ける荷重を第1荷重(Pw1)としたときに、 前記棒状部材には、前記流入空間内の冷媒圧力によって前記第1荷重(Pw1)を相殺する方向の第2荷重(Pw2)を受ける受圧部(38a)が形成されているエジェクタ。
IPC (1件):
F04F 5/04
FI (1件):
F04F5/04 Z
Fターム (4件):
3H079AA14 ,  3H079AA23 ,  3H079CC11 ,  3H079DD03

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