特許
J-GLOBAL ID:201703006583157359
シェル形ニードル軸受の製造方法およびその製造に使用する製造治具
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人栄光特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2013083464
公開番号(公開出願番号):WO2015-029271
出願日: 2013年12月13日
公開日(公表日): 2015年03月05日
要約:
縮径可能な保持器を用い、シェル外輪11の両フランジ部11b、11cを成形、熱処理した後に保持器13,18、および、ニードル12を組み込むことにより、従来技術のようなメッキ工程が不要なシェル形ニードル軸受10の組立て方法となり、また、保持器13,18が熱処理による熱影響を受けることが無いので、保持器13,18の材料として樹脂材料を用いることができる。
請求項(抜粋):
内周面に軌道面を、両端部に一対の内向きフランジ部を有するシェル外輪と、
前記シェル外輪の軌道面に沿って転動自在となるように、前記シェル外輪内に配置される複数のニードルと、
前記複数のニードルを保持するための複数のポケットを有する保持器と、
を備えたシェル形ニードル軸受の製造方法であって、
前記保持器は、縮径可能であり、
前記シェル外輪の両フランジ部を成形し、熱処理を施した後で、保持器挿入治具を用いて前記複数のニードルを組み込んだ前記保持器を前記シェル外輪のフランジ部の内径よりも小さな径に縮径して前記シェル外輪に挿入することを特徴とし、
前記保持器挿入治具は、雌型治具と、雄型治具とからなり、
前記雌型治具の軸方向一端には、前記シェル外輪の外径よりも大径で、軸方向に凹んだ、前記シェル外輪を装着可能なシェル外輪装着段部が設けられており、
前記雌型治具の軸方向他端には、前記シェル外輪装着段部と同軸で、前記保持器に前記複数のニードルを組み込んだ状態での最大外径よりも大径であり、軸方向に凹んだ、前記保持器に前記複数のニードルを組み付けたまま装着可能な、保持器装着段部が設けられており、
前記シェル外輪装着段部の奥端面には、前記シェル外輪装着段部と同軸で、前記シェル外輪のフランジ部内径よりも小さな小径穴が設けられており、
前記小径穴と、前記保持器装着段部は、前記小径穴から前記保持器装着段部に向かうにつれて直径が大きくなるテーパー状の縮径穴によってなだらかに繋がれており、
前記雄型治具は、前記雌型治具の前記小径穴よりも小径で、前記小径穴に挿入可能な直径の本体部と、前記本体部と同軸で、前記本体部と隣接して軸方向に突出している、前記小径穴の直径から前記ニードルの外径の2倍を差し引いた直径よりも小さな直径の保持器装着部と、を有しており、
前記本体部と前記保持器装着部との段差部は、軸直角平面である保持器押部となっており、
前記保持器を前記シェル外輪に挿入する際には、
前記シェル外輪を前記雌型治具の前記シェル外輪装着段部に装着し、
前記複数のニードルを組み込んだ前記保持器を、前記雄型治具の保持器装着部、もしくは、前記雌型治具の前記保持器装着段部に装着し、
前記雄型治具を前記雌型治具の前記保持器装着段部側から挿入することにより、前記複数のニードルを組み込んだ前記保持器を前記シェル外輪に挿入することを特徴とするシェル形ニードル軸受の製造方法。
IPC (4件):
F16C 43/04
, F16C 19/24
, F16C 33/48
, F16C 19/44
FI (4件):
F16C43/04
, F16C19/24
, F16C33/48
, F16C19/44
Fターム (16件):
3J117BA10
, 3J117HA02
, 3J701AA13
, 3J701AA32
, 3J701AA52
, 3J701AA62
, 3J701BA21
, 3J701BA50
, 3J701DA02
, 3J701DA09
, 3J701DA20
, 3J701EA02
, 3J701EA31
, 3J701EA36
, 3J701EA76
, 3J701FA60
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