特許
J-GLOBAL ID:201703008685168110

親和性成熟に基づく抗体最適化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 高岡 亮一 ,  小田 直
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-160082
公開番号(公開出願番号):特開2017-031153
出願日: 2016年08月17日
公開日(公表日): 2017年02月09日
要約:
【課題】抗体の構造/親和性または活性の関連性に基づいて、抗体またはその一部の活性を進化させる親和性成熟方法の提供。【解決手段】標的抗原に対する1次抗体またはその一部の親和性成熟方法であって、a)対応する型の1次抗体よりも低下した標的抗原に対する活性を示す関連抗体またはその一部を特定するステップ;b)1次抗体の可変重鎖または可変軽鎖のアミノ酸配列と対応する関連抗体の関連可変重鎖または可変軽鎖のアミノ酸配列を比較するステップ;c)1次抗体の可変重鎖または可変軽鎖内の標的領域を特定するステップ;e)複数の改変抗体のそれぞれを標的抗原に対する活性により選別するステップ;ならびにf)1次抗体に比較して標的抗原に対する活性増加を示す改変抗体を選択するステップ、を含む方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
標的抗原に対する1次抗体またはその一部の親和性成熟方法であって、 a)対応する型の1次抗体よりも低下した標的抗原に対する活性を示す関連抗体またはその一部を特定するステップであって、関連抗体またはその一部が、関連可変重鎖または関連可変軽鎖を含み、 関連抗体の対応する可変重鎖または可変軽鎖の内の1つが、1次抗体の可変重鎖または可変軽鎖に対する少なくとも75%のアミノ酸配列同一性を示すが、それに対する100%の配列同一性を示さない抗体であるか;または 関連抗体の可変重鎖をコードする核酸分子の少なくとも1つのVH、DHおよびJH生殖系列セグメントが1次抗体の可変重鎖をコードする核酸分子の1つのVH、DHおよびJH生殖系列セグメントと同じおよび/または少なくとも1つの可変軽鎖をコードする核酸分子のVκおよびJκもしくは少なくとも1つのVλおよびJλ生殖系列セグメントが1次抗体の可変軽鎖をコードする核酸分子の1つのVκおよびJκもしくはVλおよびJλ生殖系列セグメントに同じである抗体であるかのいずれかであるステップ; b)1次抗体の可変重鎖または可変軽鎖のアミノ酸配列と対応する関連抗体の関連可変重鎖または可変軽鎖のアミノ酸配列を比較するステップ; c)1次抗体の可変重鎖または可変軽鎖内の標的領域を特定するステップであって、標的領域が関連抗体中の同じ領域と比較して、少なくとも1つのアミノ酸の差異を示す1次抗体中の領域であるステップ; d)それぞれ、可変重鎖および可変軽鎖、またはその一部を含む複数の改変抗体を産生するステップであって、少なくとも1つの可変重鎖または可変軽鎖がその標的領域内で単一アミノ酸残基の置換により改変され、それによりそれぞれの複数の抗体中の標的領域が、1次抗体に比べてアミノ酸の別のアミノ酸への置換を含むステップ; e)複数の改変抗体のそれぞれを標的抗原に対する活性により選別するステップ;ならびに f)1次抗体に比較して標的抗原に対する活性増加を示す改変抗体を選択するステップ、を含む方法。
IPC (1件):
C07K 16/00
FI (1件):
C07K16/00
Fターム (21件):
4B064AG27 ,  4B064CA02 ,  4B064CA19 ,  4B064CC03 ,  4B064CC06 ,  4B064CC15 ,  4B064CC24 ,  4B064CD09 ,  4B064CD13 ,  4B064CD20 ,  4B064CD21 ,  4B064CE12 ,  4B064DA01 ,  4B064DA13 ,  4H045AA20 ,  4H045DA75 ,  4H045DA76 ,  4H045EA20 ,  4H045EA50 ,  4H045FA74 ,  4H045GA26

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