特許
J-GLOBAL ID:201703009367087833

ジンクフィンガーヌクレアーゼ媒介相同組換え

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 小林 浩 ,  大森 規雄 ,  藤田 尚 ,  鈴木 康仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-129574
公開番号(公開出願番号):特開2016-195606
出願日: 2016年06月30日
公開日(公表日): 2016年11月24日
要約:
【課題】植物細胞において、関心領域での細胞クロマチンの標的切断および/または所定の関心領域における相同組換えを行うための組成物および方法の提供。【解決手段】植物細胞のゲノムにおける分子内相同組換えの方法であって、植物細胞の前記ゲノム内のDNAセグメントをジンクフィンガーヌクレアーゼと接触させるステップであって、DNAセグメントが、第1配列、第1配列に相同な第2配列、第1配列と第2配列の間にある第3配列を含み、前記ヌクレアーゼが前記DNAセグメントを第3配列内で切断し、第1配列と第2配列の間のDNAが染色体から削除される、ステップを含む方法。【選択図】なし
請求項(抜粋):
植物細胞のゲノム中に外来配列を導入するための方法であって、 (a)前記植物細胞を、第1、第2、および第5のDNA配列を含むドナーDNAベクタ ーと接触させるステップであって、 前記第5の配列が、導入されるべき前記DNAベクターの外来配列を含み、前記ドナ ーDNAベクターの前記第1および第2の配列の間に挿入されており、 前記第1の配列が、前記植物細胞の前記ゲノム中の第3の配列に対して少なくとも9 0%から95%の相同性を有し、前記第2の配列が、前記植物細胞の前記ゲノム中の第4 の配列に対して少なくとも90%から95%の相同性を有し、ここで、前記植物細胞の前 記ゲノム中の前記第3および第4の配列は、染色体DNA配列であり、前記第3および第 4の配列の近接端部は少なくとも1ヌクレオチド対によって隔てられている、ステップ、 および (b)1またはそれ以上のヌクレアーゼを前記細胞内で発現させるステップであって、前 記1またはそれ以上のヌクレアーゼがそれぞれ一対の融合タンパク質であり、各融合タン パク質は、Fok I制限エンドヌクレアーゼの切断ドメインと操作されたジンクフィン ガー結合ドメインとの間の融合物であり、1またはそれ以上のヌクレアーゼが前記第3お よび第4配列の間の1またはそれ以上の対応するターゲット部位で染色体DNAを切断し 、前記1またはそれ以上のヌクレアーゼが、前記植物細胞中の前記ゲノム中の前記第3ま たは第4配列のいずれかの0.4〜3キロ塩基対内の位置で染色体DNAを切断するステ ップ を含み、 ステップ(b)における染色体DNAの切断が相同組換えによるゲノムへの前記第5の DNA配列の組み込みを刺激するようになっている、方法。
IPC (1件):
C12N 15/09
FI (1件):
C12N15/00 A
Fターム (15件):
2B030AA02 ,  2B030AB02 ,  2B030AD09 ,  2B030AD20 ,  2B030CA17 ,  2B030CB02 ,  4B050CC03 ,  4B050GG06 ,  4B050LL05 ,  4B065AA88X ,  4B065AA99Y ,  4B065AB01 ,  4B065AC14 ,  4B065BA02 ,  4B065CA60
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • Plant J., 2005, Vol.44, p.693-705

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