特許
J-GLOBAL ID:201703009432725940

鋳片の連続鋳造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 典輝 ,  山下 昭彦 ,  岸本 達人
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016050304
公開番号(公開出願番号):WO2016-114208
出願日: 2016年01月07日
公開日(公表日): 2016年07月21日
要約:
本発明は、二次冷却から分塊圧延に至る工程で表面割れが生じ難い鋳片を製造できる連続鋳造方法を提供することを主目的とする。本発明は、鋳片を連続鋳造する際の二次冷却帯に、第1水冷工程、第1復熱工程、第2水冷工程、および、第2復熱工程を順に有し、第1水冷工程では、表面温度がAr3点未満になる部位が、鋳片の頂点および稜から20mm以内の領域である角部のみになるように、表面温度が1000°C以上である鋳片を冷却し、第1復熱工程では、角部を含む鋳片の全体の表面温度がAr3点以上になるように鋳片を復熱し、第2水冷工程では、鋳片の角部を含む全体の表面温度がAr3点未満になるように、表面温度がAr3点〜900°Cである鋳片を冷却し、第2復熱工程では、その表面温度がAr3点以上になる部位が角部以外の鋳片の部位のみになるように鋳片を復熱する、鋳片の連続鋳造方法とする。
請求項(抜粋):
湾曲型または垂直曲げ型の連続鋳造機を用いて鋳片を連続鋳造する方法であって、 鋳型から引き抜いた鋳片に対して前記鋳型の直下から冷却を行う二次冷却帯における工程に、第1水冷工程、該第1水冷工程の後に行われる第1復熱工程、該第1復熱工程の後に行われる第2水冷工程、および、該第2水冷工程の後に行われる第2復熱工程が含まれ、 前記第1水冷工程は、表面温度が1000°C以上である鋳片の広幅面に冷却水を供給することにより、前記鋳片の頂点および稜から20mm以内の領域である角部のみ、その表面温度がAr3点未満になり、且つ、前記角部以外の前記鋳片の部位の表面温度がAr3点以上に留まるように、前記鋳片を冷却する工程であり、 前記第1復熱工程は、前記角部を含む前記鋳片の全体の表面温度がAr3点以上になるように、前記鋳片を復熱させる工程であり、 前記第2水冷工程は、表面温度がAr3点〜900°Cである鋳片の広幅面に冷却水を供給することにより、前記角部を含む前記鋳片の全体の表面温度がAr3点未満になるように、前記鋳片を冷却する工程であり、 前記第2復熱工程は、前記角部の表面温度をAr3点未満の温度に留めつつ、前記角部以外の前記鋳片の部位の表面温度がAr3点以上になるように、前記鋳片を復熱させる工程である、鋳片の連続鋳造方法。
IPC (1件):
B22D 11/124
FI (3件):
B22D11/124 L ,  B22D11/124 N ,  B22D11/124 K
Fターム (3件):
4E004KA11 ,  4E004KA12 ,  4E004KA14

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