特許
J-GLOBAL ID:201703009564582676
クラッチユニット
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
鎌田 直也
, 鎌田 文二
, 中谷 弥一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-002502
公開番号(公開出願番号):特開2017-122492
出願日: 2016年01月08日
公開日(公表日): 2017年07月13日
要約:
【課題】部品点数が少なく、部品の製作および組立が容易なスイング式のクラッチユニットを提供する。【解決手段】入力軸1に加えられる入力トルクを出力側に伝達し、入力トルク供給停止時には出力側の位置を保持しながら入力軸1を元の位置へ戻す入力側機構10と、入力側機構10から伝達されるトルクを出力軸2に伝達し、出力軸2に逆入力トルクが加えられたときはロックして逆入力トルクを入力側に伝達しない出力側機構20を、それぞれ円筒状に形成された偏心カム11、21、外環12、カム受け13、22、スペーサ14、23、偏心部材15、24を主要部品として形成することにより、従来の部品製作時のカム面形成のような複雑な加工をなくすとともに、多くのローラを組み込んだ従来のものよりも部品点数を減らして、部品の製作および組立が容易なものとしたのである。【選択図】図1
請求項(抜粋):
入力側部材と、出力側部材と、前記入力側部材と出力側部材との間に設けられている入力側機構および出力側機構とを備え、前記入力側部材に入力トルクが加えられたときは、その入力トルクが前記入力側機構および出力側機構を介して出力側部材に伝達され、前記入力側部材への入力トルクの供給が停止したときは、前記入力側機構が出力側機構および出力側部材の位置を保持しながら入力側部材を元の位置へ戻し、前記出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、前記出力側機構がロックして逆入力トルクを前記入力側機構および入力側部材に伝達しないように構成されているクラッチユニットにおいて、
前記入力側部材となる入力軸と前記出力側部材となる出力軸とが、同一軸線のまわりに回動する状態で配されており、前記入力側機構および出力側機構は、前記入力軸および出力軸と同一の軸線を有する内周円筒面が形成されている固定部材の径方向内側に配されており、
前記入力側機構は、前記入力軸の軸線と平行な偏心軸線を有する状態で入力軸に設けられている円筒状の入力側偏心カムと、前記入力軸および出力軸と同一の軸線を有する状態で入力側偏心カムの径方向外側に配されている外環と、前記外環の内周円筒面に摺動可能に嵌め込まれている円筒状の入力側カム受けと、前記入力側カム受けと前記固定部材を連結している弾性部材とを備え、前記入力側カム受けには入力側偏心カムと同一軸線を有する偏心穴が形成されており、前記入力側偏心カムは入力側カム受けの偏心穴に挿入されており、前記入力側カム受けの偏心穴の内周面と入力側偏心カムの外周面との間には円筒状の入力側スペーサが相対回転可能に嵌め込まれており、前記入力側スペーサは固定部材との間に設けられている入力側旋回支持機構により自転不能かつ公転旋回可能に支持されているものであり、
前記出力側機構は、前記出力軸の軸線と平行な偏心軸線を有する状態で出力軸に設けられている円筒状の出力側偏心カムと、前記入力側機構の外環と一体に回転する状態で前記固定部材の内周円筒面に摺動可能に嵌め込まれている円筒状の出力側カム受けとを備え、前記出力側カム受けには出力側偏心カムと同一軸線を有する偏心穴が形成されており、前記出力側偏心カムは出力側カム受けの偏心穴に挿入されており、前記出力側カム受けの偏心穴の内周面と出力側偏心カムの外周面との間には円筒状の出力側スペーサが相対回転可能に嵌め込まれており、前記出力側スペーサは固定部材との間に設けられている出力側旋回支持機構により自転不能かつ公転旋回可能に支持されているものであることを特徴とするクラッチユニット。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (6件):
3J068AA01
, 3J068BA03
, 3J068BB10
, 3J068CB03
, 3J068CC06
, 3J068GA19
前のページに戻る