特許
J-GLOBAL ID:201703009651834444
複列円すいころ軸受ユニット及びその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-209026
公開番号(公開出願番号):特開2015-072057
特許番号:特許第6183127号
出願日: 2013年10月04日
公開日(公表日): 2015年04月16日
請求項(抜粋):
【請求項1】 外径側軌道輪部材と、内径側軌道輪部材と、複数個の円すいころとを備え、
このうちの外径側軌道輪部材は、内周面に複列の外輪軌道を有するもので、これら両外輪軌道のうち、軸方向片側に位置する第一外輪軌道と、軸方向他側に位置する第二外輪軌道とは、それぞれ軸方向に関して互いに離れる方向に向かう程直径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凹面状であり、
前記内径側軌道輪部材は、外周面に複列の内輪軌道を有するもので、これら両内輪軌道のうち、軸方向片側に位置する第一内輪軌道と、軸方向他側に位置する第二内輪軌道とは、それぞれ軸方向に関して互いに離れる方向に向かう程直径が大きくなる方向に傾斜した部分円すい凸面状であり、
更に、前記内径側軌道輪部材は、外周面に前記第一内輪軌道を形成した円環状の第一内輪と、外周面に前記第二内輪軌道を形成した円環状の第二内輪と、軸部材とから成り、これら第一、第二両内輪は、この軸部材に圧入により外嵌され、更にこの軸部材の軸方向片端部に設けられた円筒部を径方向外方に塑性変形させて成るかしめ部により前記第一内輪の大径側端面を抑え付ける事で、前記軸部材に対し結合固定されており、
前記各円すいころは、前記第一外輪軌道と前記第一内輪軌道との間と、前記第二外輪軌道と前記第二内輪軌道との間とに、それぞれ複数個ずつ転動自在に設けられている、
複列円すいころ軸受ユニットの製造方法であって、
前記軸部材に前記第一内輪を圧入により外嵌する前の状態での前記第一内輪軌道の傾斜角度θ1と、
前記軸部材に前記第二内輪を圧入により外嵌する前の状態での前記第二内輪軌道の傾斜角度θ2と、
前記軸部材に前記第一内輪を圧入により外嵌する事に伴って生じる前記第一内輪軌道の傾斜角度減少量δθaと、
前記軸部材に前記第二内輪を圧入により外嵌する事に伴って生じる前記第二内輪軌道の傾斜角度減少量δθbと、
前記かしめ部を形成する事に伴って生じる前記第一内輪軌道の傾斜角度増大量δθkとを調整する事により、
前記かしめ部を形成した後の状態での前記第一内輪軌道の傾斜角度φ1と前記第二内輪軌道の傾斜角度Θ2とを、それぞれの適正範囲内に収める事を特徴とする複列円すいころ軸受ユニットの製造方法。
IPC (4件):
F16C 19/38 ( 200 6.01)
, F16C 33/64 ( 200 6.01)
, F16C 35/063 ( 200 6.01)
, B60B 35/02 ( 200 6.01)
FI (4件):
F16C 19/38
, F16C 33/64
, F16C 35/063
, B60B 35/02 L
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