特許
J-GLOBAL ID:201703011644462625

グリコールリグニンの製造方法及びそのシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 津国
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-047161
公開番号(公開出願番号):特開2017-197517
出願日: 2017年03月13日
公開日(公表日): 2017年11月02日
要約:
【課題】高付加価値材料の原料として使用することができるグリコールリグニンを、プラントスケールにて、安全に製造することができる製造方法の提供。【解決手段】(a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、などのグリコール系蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、(b)グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、(c)硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、(d)グリコールリグニンの沈殿物を分離する工程と、(e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加して、集積溶液を中和する工程と、(f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、(g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程とを含む、グリコールリグニンの製造方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(a)リグノセルロースをポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及びポリグリセリンから選択される少なくとも1種のグリコール系蒸解溶媒で、酸触媒の存在下、常圧下で加溶媒分解する工程と、 (b)前記加溶媒分解工程後の反応混合物と希アルカリとを混合した後、グリコールリグニンを含む溶液画分と固形分とを分離する工程と、 (c)前記溶液画分を硫酸で酸性化することにより、グリコールリグニンを沈殿物として得る工程と、 (d)グリコールリグニンの沈殿物を、硫酸で酸性化した前記溶液画分から分離する工程と、 (e)グリコールリグニンの沈殿物分離後の上清液を集積し、その集積溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより、集積溶液を中和する工程と、 (f)前記中和溶液を加熱することにより含水率10%以下に濃縮して蒸解溶媒を回収する工程と、 (g)濃縮により生成した硫酸ナトリウムの結晶を分離することを含む工程と を含む、グリコールリグニンの製造方法。
IPC (2件):
C07G 1/00 ,  C08H 8/00
FI (2件):
C07G1/00 ,  C08H8/00
Fターム (8件):
4H055AA02 ,  4H055AA04 ,  4H055AB72 ,  4H055AB74 ,  4H055AB78 ,  4H055AC11 ,  4H055AC12 ,  4H055AD15
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)
引用文献:
出願人引用 (1件)
  • 森林総合研究所平成26年版研究成果選集, 20141211, p.30-31
審査官引用 (1件)
  • 森林総合研究所平成26年版研究成果選集, 20141211, p.30-31

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