特許
J-GLOBAL ID:201703011980145166
近赤外脳機能計測装置及び計測法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人平木国際特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016053955
公開番号(公開出願番号):WO2016-132989
出願日: 2016年02月10日
公開日(公表日): 2016年08月25日
要約:
検出器雑音平準化が簡単な多チャンネル近赤外脳機能計測装置を提供する。 予め、すべての光減衰器の透過率を1に設定しすべての光源強度を安全に照射し得る最大光量に設定して各光源プローブiの実効入射光量とそのうち最小の実効入射光量および最大の実効入射光量を求め、光源プローブ側の光減衰器iの透過率aiを、[最小の実効入射光量/光源プローブiの実効入射光量]に変更することにより実効入射光量を平準化し、さらにすべての光源強度をW=[最大の実効入射光量/最小の実効入射効率]倍に変更し、検出器プローブjの実効検出効率とそのうちの最小の実効検出効率を求め、検出器プローブ側の光減衰器jの透過率ajを、[最小の実効検出効率/検出器プローブjの実効検出効率]に変更することにより実効検出効率を平準化しておくよう制御してすべてのチャンネルk間の検出器雑音を平準化した近赤外脳機能計測装置。
請求項(抜粋):
頭表に配置されるn個の光源プローブi、1≦i≦nおよびm個の検出器プローブj、n+1≦j≦n+mと、各光源から波長λの光を透過率aiで各光源プローブiに導入する光減衰器iと、各検出器プローブjで検出した波長λの光を透過率ajで計測データ部に送る光減衰器jと、前記計測データ部で受けた検出データを処理して光源プローブiと検出器プローブjで構成されるN個のチャンネルk、1≦k≦Nにおけるオキシヘモグロビンおよびデオキシヘモグロビンの分光吸収特性に基づく計測光の吸光度変化から脳機能活動を検出する制御手段を備えた近赤外脳機能計測装置であって、
前記制御手段は、予め、
(1)すべての光減衰器の透過率を1に設定しすべての光源強度を安全に照射し得る最大光量に設定して各光源プローブiの実効入射光量とそのうち最小の実効入射光量および最大の実効入射光量を求め、
光源プローブ側の光減衰器iの透過率aiを、前記最小の実効入射光量を光源プローブiの実効入射光量で割り算した値に変更することにより実効入射光量を平準化し、
(2)すべての光源強度をW倍、ただしW=[前記最大の実効入射光量/前記最小の実効入射効率]だけ増大して変更し、検出器プローブjの実効検出効率とそのうちの最小の実効検出効率を求め、
検出器プローブ側の光減衰器jの透過率ajを、前記最小の実効検出効率を検出器プローブjの実効検出効率で割り算した値に変更することにより実効検出効率を平準化しておくように制御することにより、オキシヘモグロビンの検出器雑音の分散およびデオキシヘモグロビンの検出器雑音の分散をすべてのチャンネルk間で揃えたことを特徴とする近赤外脳機能計測装置。
IPC (1件):
FI (1件):
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