特許
J-GLOBAL ID:201703013205953801
加工性、耐食性、耐リジング性に優れた鋼板及びその製造方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
青木 篤
, 石田 敬
, 古賀 哲次
, 亀松 宏
, 福地 律生
, 中村 朝幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-109500
公開番号(公開出願番号):特開2017-214624
出願日: 2016年05月31日
公開日(公表日): 2017年12月07日
要約:
【課題】高い耐食性、加工性、耐リジング性を有するCr添加鋼板及びその鋼板の効率的な製造方法の提供。【解決手段】Crを3〜13質量%未満含有する鋼材に、冷間圧延の後、ショットブラスト等で歪を付与した上でCr皮膜を形成した後、α-γ変態点以上1300°C以下の熱処理を施し、鋼板全体の平均Cr濃度をX質量%とした時、Cr濃度がX以上の領域をA層とし、X未満の領域をB層として、板厚方向にA層とB層がA-B-Aの積層構成とし、A層の平均組成がCr:10.5質量%以上を含有する組成であり、B層の平均組成がCr:3〜13質量%未満を含有し、常温でα相であるα-γ変態成分系の組成であり、A層のαFe相の{222}面集積度が60%未満であり、B層のαFe相の{222}面集積度が60%以上99%以下であり、さらに、(B層の平均結晶粒径)/(A層の平均結晶粒径)が1.5以上の鋼板。【選択図】図1
請求項(抜粋):
板厚方向に組成が異なる複数の領域を層状に有する鋼板において、
鋼板全体の平均Cr濃度をX質量%とした時、
Cr濃度がX以上の領域をA層とし、X未満の領域をB層として、板厚方向にA層とB層がA-B-Aの積層構成となっており、
A層の平均組成がCr:10.5質量%以上を含有し、あるいは、Cr:10.5質量%以上かつAl、Ga、Mo、Nb、Si、Sn、Ti、V、W、Znの少なくとも1種以上のフェライト形成元素を含有する組成であり、
B層の平均組成がCr:3質量%以上13質量%未満を含有し、あるいは、Cr:3質量%以上13質量%未満とNi:0.1質量%以上1質量%未満とMn:0.6質量%以上1質量%未満のいずれか一方または両方を含有し、常温でα相であるα-γ変態成分系の組成であり、
A層のαFe相の{222}面集積度が60%未満であり、
B層のαFe相の{222}面集積度が60%以上99%以下であり、
さらに、(B層の平均結晶粒径)/(A層の平均結晶粒径)が1.5以上
であることを特徴とする加工性、耐食性、耐リジング性に優れた鋼板。
IPC (4件):
C23C 10/28
, C22C 38/00
, C22C 38/40
, C21D 9/46
FI (6件):
C23C10/28
, C22C38/00 301T
, C22C38/00 302Z
, C22C38/40
, C21D9/46 J
, C21D9/46 P
Fターム (25件):
4K028CA04
, 4K028CB02
, 4K028CB03
, 4K028CB04
, 4K028CB06
, 4K028CC02
, 4K028CD02
, 4K028CE02
, 4K037EA04
, 4K037EA05
, 4K037EA06
, 4K037EA11
, 4K037EA12
, 4K037EA15
, 4K037EA20
, 4K037EA27
, 4K037EB05
, 4K037EB09
, 4K037EC01
, 4K037FA01
, 4K037GA01
, 4K037GA05
, 4K037GA07
, 4K037HA06
, 4K037JA06
引用特許:
前のページに戻る