特許
J-GLOBAL ID:201703013699710248

転炉炉体の交換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 憲一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-045256
公開番号(公開出願番号):特開2017-160480
出願日: 2016年03月09日
公開日(公表日): 2017年09月14日
要約:
【課題】交換作業の簡略化できる転炉炉体交換方法の提供。【解決手段】炉体直上配設した仮設梁上に複数台のジャッキを配設し、該ジャッキで倒立状態の炉体を吊り上げ、仮設ステージ上に吊り下ろして、炉体の下部と炉体の上部に二分割し、吊下げは、炉体とトラニオンリングとを固定しているコッターを仮コッターに取替えておき、二分割後、炉体の下部を吊り上げた状態で、炉体の上部を仮設ステージと共に搬出し、炉体の下部を同様に搬出し、新炉体の下部を倒立状態でトラニオンリングの直下に搬入し、新炉体の上部を、倒立状態で搬入し、新炉体の下部を上部と突き合わせ、溶接により一体化して倒立状態の新炉体とし、複数台のジャッキで吊り上げ、トラニオンリングに仮コッターで取り外し容易に仮固定し、新炉体を傾動手段により正立状態として、仮コッターを外し、新コッターで、新炉体をトラニオンリングに固定する転炉炉体の交換方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
取替えが必要と判断された炉体を、新しく作製された新炉体に交換する、転炉炉体の交換方法であって、 前記炉体の直上方で、前記炉体を吊り上げ可能な位置に仮設梁を配設し、該仮設梁上に、複数台のジャッキを配設する第一の工程と、 前記炉体をトラニオン機構のトラニオンリングで支持したまま、前記トラニオンリングと前記炉体とを固設しているコッターを撤去し、該コッターに代えて取り外し容易な仮コッターを取り付ける第二の工程と、 前記トラニオン機構の傾動手段により、前記炉体を傾動し倒立状態とし、該倒立状態の前記炉体を、該炉体に固設した複数の吊りピースと、前記複数台のジャッキのストランドとで吊り上げ可能な状態とする第三の工程と、 前記炉体を倒立状態のままで、前記仮コッターを撤去して、前記炉体を前記複数台のジャッキで、前記炉体の直下に設置した、該炉体を仮置きしたまま搬送することが可能な構造の仮設ステージ上に吊り下ろす第四の工程と、 前記仮設ステージ上に吊り下ろされた前記炉体を、下部と上部に二分割する第五の工程と、 二分割された前記下部の炉体を前記複数台のジャッキで吊り上げた状態としておき、二分割された前記上部の炉体を、搬送手段を用いて前記仮設ステージとともに搬出し、ついで、同様に、前記下部の炉体を吊りおろし、搬出する第六の工程と、 前記新炉体の下部を、仮設ステージ上に倒立状態で置き、該仮設ステージとともに搬送手段で、前記トラニオンリングの直下に搬入し、前記新炉体の下部を、該新炉体の下部に固設された吊りピースと前記複数台のジャッキのストランドとで吊り上げた状態にしておき、ついで、前記新炉体の上部を、仮設ステージ上に倒立状態で置き、該仮設ステージとともに搬送手段で、前記新炉体の下部の直下に搬入したのち、前記新炉体の下部を吊り下げて、前記新炉体の上部と突き合わせたのち、溶接により一体化する第七の工程と、 前記一体化した新炉体を、前記複数台のジャッキで前記トラニオンリングに支持可能な位置まで吊り上げ、仮コッターを取り付け、前記新炉体を前記トラニオン機構の傾動手段によりトラニオン軸周りに傾動して正立状態とする第八の工程と、 前記新炉体が正立状態で、前記仮コッターを撤去し、新コッターを取り付けて、前記新炉体を前記トラニオンリングに固定する第九の工程と、 を順次施すことを特徴とする転炉炉体の交換方法。
IPC (2件):
C21C 5/46 ,  C21C 5/42
FI (2件):
C21C5/46 Z ,  C21C5/42
Fターム (1件):
4K070CB10
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 転炉の補修方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-096165   出願人:山九株式会社
  • 転炉炉体の交換方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-089656   出願人:JFEスチール株式会社
  • 特開昭57-094512
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