特許
J-GLOBAL ID:201703013708472827
圧力変動吸着式ガス製造装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人R&C
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-072353
特許番号:特許第6091683号
出願日: 2016年03月31日
要約:
【課題】原料ガスの精製対象ガスの濃度の低下に拘わらず、吸着塔から排出される精製対象ガスの濃度の低下を抑制できる圧力変動吸着式ガス製造装置を提供する。
【解決手段】吸着塔1に接続されたオフガス排出路4に、雑ガスを精製対象ガスに較べて速く透過する分離膜9Aを備える膜分離部9と、オフガスを昇圧して膜分離部9に供給する昇圧部10とが設けられ、分離膜9Aを透過しないリサイクルガスを原料ガス供給路3に返送するリサイクルガス返送路11が設けられ、運転制御部が、昇圧部10から膜分離部9に供給するオフガスの供給量を、前記脱着工程を行うごとに吸着塔1から排出されるオフガス量と吸着塔1が脱着工程を開始してから別の吸着塔1が脱着工程を開始するまでの間に膜分離部9に供給されるオフガス量とを等しくする流量にし、且つ、原料ガスGの精製対象ガスの濃度が低下した場合に、原料ガスGの供給流量を減少側に補正する。
【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 精製対象ガス及びそれ以外の雑ガスを含む原料ガスから前記雑ガスを吸着する吸着材を充填させた形態で、且つ、原料ガス供給路を一端側に接続し、精製対象ガス排出路を他端側に接続し、かつ、オフガス排出路を接続させた形態で設けた複数の吸着塔の夫々について、
前記原料ガス供給路を通して供給される前記原料ガスから前記雑ガスを吸着して前記精製対象ガス排出路を通して前記精製対象ガスを排出する吸着工程、及び、前記オフガス排出路を通して前記雑ガスを排出する脱着工程を含む運転サイクルを、位相を異ならせて順次行う運転制御部が設けられ、
前記オフガス排出路に、前記雑ガスを前記精製対象ガスに較べて速く透過する分離膜を備える膜分離部、及び、前記脱着工程において前記吸着塔から排出されるオフガスを前記膜分離部での膜分離のために昇圧して前記膜分離部に供給する昇圧部が設けられ、
前記分離膜を透過しないリサイクルガスを前記原料ガス供給路に返送するリサイクルガス返送路が設けられた圧力変動吸着式ガス製造装置であって、
前記昇圧部から前記膜分離部に供給されるオフガスの供給流量を調整するオフガス調整部、及び、前記原料ガス供給路を通して前記吸着塔に供給する原料ガスの供給流量を調整する原料ガス調整部が設けられ、
前記運転制御部が、
前記オフガスの供給流量を、前記脱着工程を行うごとに前記吸着塔から排出されるオフガス量と前記吸着塔が脱着工程を開始してから別の吸着塔が前記脱着工程を開始するまでの間に前記膜分離部に供給されるオフガス量とを等しくする流量にするように、前記オフガス調整部を調整し、且つ、
前記吸着塔に供給される前記原料ガスの前記精製対象ガスの濃度が低下する場合に、前記原料ガスの供給流量を減少側に補正し、前記前記吸着塔に供給される前記原料ガスの前記精製対象ガスの濃度が上昇した場合に、前記原料ガスの供給流量を増加側に補正すべく、前記原料ガス調整部を調整する圧力変動吸着式ガス製造装置。
IPC (2件):
B01D 53/047 ( 200 6.01)
, B01D 53/22 ( 200 6.01)
FI (2件):
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