特許
J-GLOBAL ID:201703014564901597

高分子を細胞と共に凝集させる技術

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 間山 世津子 ,  野村 健一
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2016064167
公開番号(公開出願番号):WO2016-182022
出願日: 2016年05月12日
公開日(公表日): 2016年11月17日
要約:
効率良く、ECMなどの高分子を細胞と共に凝集させる技術を提供する。 膨潤性材料を含有する培地へ高分子と少なくとも1個の細胞とを含む溶液を添加して、高分子と細胞を共に凝集させることを含む、高分子が充填された細胞又は細胞凝集体を作製する方法。前記の方法で作製した、高分子が充填された細胞又は細胞凝集体を培養することを含む、細胞又は細胞凝集体の性状及び又は機能を制御する方法。膨潤性材料を含有する培地へ高分子と少なくとも1個の細胞とを含む溶液を添加して、高分子と細胞を共に凝集させることで、細胞又は細胞凝集体を封入した高分子のカプセルを作製し、このカプセル内で細胞又は細胞凝集体を培養することを含む、細胞又は細胞凝集体の培養方法。 三次元細胞組織の作製には、従来の方法であれば96穴U字ボトムプレート法やハンギングドロップ法が利用される。本発明の方法では、1 μlのECM含有培地に2000個の細胞を混ぜて、ECMと細胞とを同時に凝集させることができる。この場合の効率を1とすると、96穴U字ボトムプレート法では、1/12000程度、ハンギングドロップ法では、1/2400程度の効率でしか、ECMを三次元細胞組織に混ぜることができない計算になる。従って、本発明により、ECMにかかる費用を数千〜1万分の1程度にできるほか、大量に合成できないような人工ECMや、対象が小さい生物であるなどの理由からごく少量しか抽出できない希少ECMを有効に使うことができる。
請求項(抜粋):
膨潤性材料を含有する培地へ高分子と少なくとも1個の細胞とを含む溶液を添加して、高分子と細胞を共に凝集させることを含む、高分子が充填された細胞又は細胞凝集体を作製する方法。
IPC (2件):
C12N 11/08 ,  C12N 5/07
FI (2件):
C12N11/08 ,  C12N5/07
Fターム (9件):
4B033NA16 ,  4B033NB43 ,  4B033NC06 ,  4B033NC08 ,  4B065AA90X ,  4B065BC41 ,  4B065BC46 ,  4B065CA44 ,  4B065CA46

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