特許
J-GLOBAL ID:201703014969283335

ダイヤフラム式弁装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 間瀬 ▲けい▼一郎 ,  山田 稔
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-269634
公開番号(公開出願番号):特開2014-114888
特許番号:特許第6118092号
出願日: 2012年12月10日
公開日(公表日): 2014年06月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】 筒状周壁と、当該筒状周壁の軸方向両端部を閉塞する両端壁とを備え、当該両端壁のうちの一方の端壁に一側流路を形成するとともに前記筒状周壁のうちの前記一方の端壁の近傍部位に他側流路を形成して、高温の液体を前記一側及び他側の流路のうちの一方の流路から流入させて他方の流路内に流動させるようになっているハウジングと、 前記筒状周壁の軸方向中間部位内に嵌装される隔壁と、 前記筒状周壁内にて前記両端壁のうちの他方の端壁と前記隔壁との間に軸方向に摺動可能に嵌装されて前記筒状周壁を通して外部に連通する第1室部及び前記筒状周壁を通して外部に連通する第2室部をそれぞれ前記他方の端壁側及び前記隔壁側に位置するように区画形成するピストン本体と、当該ピストン本体から前記隔壁を通り前記一方の端壁に形成してなる環状弁座に向けて軸方向に摺動可能に延出するピストンロッドとを有するピストンと、 前記第1室部内に設けられて前記ピストン本体を前記第2室部側へ付勢する付勢手段と、 前記ピストンロッドの延出端部に前記環状弁座に対向するように設けられて当該環状弁座と共に弁手段を構成する弁体と、 前記筒状周壁内の前記隔壁と前記一方の端壁との間において軸方向に湾曲変位可能となるように前記筒状周壁の内周部と前記弁体の外周部との間に設けられて前記隔壁及び前記筒状周壁を通して外部に連通する第3室部を前記隔壁側に位置するように形成するとともに前記弁体を内包する第4室部を前記一方の端壁側に位置するように形成すべく、前記ハウジング及び前記弁体と共に所定の耐熱性能を有するフッ素樹脂でもって形成してなるダイヤフラムとを備えており、 前記一方の流路は、その内端開孔部にて、前記環状弁座を通り前記第4室部内に連通可能となっており、一方、前記他方の流路は、その内端開孔部にて、前記第4室部内に連通しており、 空気流が外部から前記筒状周壁を通し前記第2室部内に流入して前記ピストン本体に作用させる圧力を制御圧Paとし、前記ピストン本体の前記第2室部側の面積を受圧面積Spとし、前記付勢手段が前記第1室部内にて前記ピストン本体に作用させる付勢力を付勢荷重Wとし、空気流が外部から前記筒状周壁及び前記隔壁を通り前記第3室部内に流入して前記ダイヤフラムに作用させる圧力をダイヤフラム空圧Pcとし、かつ、前記ダイヤフラムの前記第3室部側の面積を受圧面積Sdとしたとき、 前記ダイヤフラム空圧Pcが前記第3室部内にて前記ダイヤフラムに作用している状態において、前記弁手段の開弁の際には、前記高温の液体が前記一方の流路及び前記環状弁座を通り前記弁体に達したとき当該弁体に作用させる圧力を弁体液圧P1とし、前記弁体の前記環状弁座に対する対向部位の面積を受圧面積Ssとし、前記液体が前記第4室部内に流入して前記ダイヤフラムに作用させる圧力をダイヤフラム液圧P2としたとき、 次の不等式1: P1×Ss+P2×Sd+Pa×Sp>W+Pc×Sd...1 が成立するように、制御圧Paを前記第2室部内にて前記ピストン本体に作用させ、前記弁体液圧P1を前記弁体に作用させ、かつダイヤフラム液圧P2を前記第4室部内にて前記ダイヤフラムに作用させるに伴い、前記ピストンが、前記付勢手段による付勢荷重W及び前記第3室部内の前記ダイヤフラム空圧Pcに抗して、前記第1室部内の空気を、前記筒状周壁を通して外部に排出しながら前記第1室部側へ摺動することで、前記弁手段が前記弁体にて前記環状弁座から解離して開弁し前記液体を、前記第4室部を通して前記他方の流路内に流動させ、 また、前記弁手段の閉弁の際には、 次の不等式2: W+Pc×Sd>P1×Ss+P2×Sd...2 が成立するように、前記第2室部内における前記ピストン本体への前記制御圧Paの作用を停止し、前記ピストンが、前記第4室部内にて前記ダイヤフラムに作用するダイヤフラム液圧P2及び前記弁体に作用する前記弁体液圧P1に抗して、前記付勢手段による付勢荷重W及び前記第3室部内の前記ダイヤフラム空圧Pcに応じて前記第2室部側へ摺動することで、前記弁手段が前記弁体にて前記環状弁座に着座して閉弁し、前記一方の流路から前記第4室部内への前記液体の流動を遮断するようにしたダイヤフラム式弁装置。
IPC (2件):
F16K 7/17 ( 200 6.01) ,  F16K 7/12 ( 200 6.01)
FI (3件):
F16K 7/17 A ,  F16K 7/12 A ,  F16K 7/17 Z
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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