特許
J-GLOBAL ID:201703015140574908
CdSeコロイド粒子の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
須田 正義
, 村澤 彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-045061
公開番号(公開出願番号):特開2017-160073
出願日: 2016年03月09日
公開日(公表日): 2017年09月14日
要約:
【課題】粒径が2〜5nmの範囲にあってPLスペクトルのピークにおける半値幅が30nm以下である、量子効率が高い高品質のCdSeコロイド粒子を高い収量で製造する。【解決手段】Se原料液を、Se源と-COOH又は-P=Oの官能基を有する化合物と非配位性溶媒とを混合した後、200〜260°Cの温度で少なくとも3時間保持し、続いて90〜110°Cに降温して、調製する。270〜290°CのCd原料液に上記Se原料液を注入して混合した後、10分〜2時間保持して合成液を調製する。この液に極性溶媒を添加混合してコロイド凝集粒子を作製し、この液を固液分離して得たCdSeコロイド凝集粒子に非極性溶媒を添加混合してCdSeコロイド粒子が分散した液にする。この液に極性溶媒を添加混合して凝集粒子にした後、非極性溶媒を添加混合してCdSeコロイド粒子を得る。【選択図】図1
請求項(抜粋):
Cd原料液にSe原料液を注入して混合することによりCdSeコロイド粒子を製造する方法において、
(a) 前記Se原料液を、Se源と-COOH又は-P=Oの官能基を有する化合物と非配位性溶媒とを混合した後、200〜260°Cの温度に加熱して少なくとも3時間保持し、続いて90〜110°Cの温度に降温することにより調製する工程と、
(b) 270〜290°Cの温度に保持された前記Cd原料液に90〜110°Cの温度に保持された前記Se原料液を注入して混合した後、注入開始時刻から10分〜2時間保持することにより、合成液を調製し、前記合成液中で生成したCdSeコロイド核を粒成長させる工程と、
(c) 前記CdSeコロイド核が粒成長した液に極性溶媒を添加混合して前記液中で分散しているCdSeコロイド粒子をCdSeコロイド凝集粒子にする工程と、
(d) 前記液を固液分離して前記CdSeコロイド凝集粒子を回収する工程と、
(e) 前記回収したCdSeコロイド凝集粒子に非極性溶媒を添加混合してCdSeコロイド粒子が分散した液にする工程と、
(f) 前記液に極性溶媒を添加混合して前記液中で分散しているCdSeコロイド粒子をCdSeコロイド凝集粒子にする工程と、
(g) 前記液を固液分離して前記CdSeコロイド凝集粒子を回収する工程と、
(h) 前記回収したCdSeコロイド凝集粒子に非極性溶媒を添加混合してCdSeコロイド粒子が分散した液にする工程と
を上記(a)〜(h)の工程順に含むことを特徴とするCdSeコロイド粒子の製造方法。
IPC (3件):
C01B 19/04
, C09K 11/08
, C09K 11/88
FI (3件):
C01B19/04 C
, C09K11/08 A
, C09K11/88
Fターム (4件):
4H001CA02
, 4H001CF01
, 4H001XA34
, 4H001XA48
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