特許
J-GLOBAL ID:201703016411262598

動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鎌田 直也 ,  鎌田 文二 ,  中谷 弥一郎 ,  清水 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-040804
公開番号(公開出願番号):特開2017-155877
出願日: 2016年03月03日
公開日(公表日): 2017年09月07日
要約:
【課題】自動車補機の故障を知らせる異音を時間の経過と共に低減させることができるようにした動力伝達装置を提供することである。【解決手段】プーリ10と補機20の回転軸21との間にトルクリミッタ機構30を設ける。トルクリミッタ機構30を、プーリ10の外側面に連結されたカバー31と、回転軸21の軸端部に取り付けられ、外周に鋸歯42が形成されたハブ41とで形成する。カバー31に形成された円筒部35に係合片36を設け、その係合片36をハブ41の鋸歯42に係合し、その係合部を介してプーリ10の回転を自動車補機20の回転軸21に伝達する。自動車補機20が故障して回転軸21の回転負荷が大きくなった際には、係合片36を鋸歯42を乗り越えさせて、プーリ10から回転軸21への回転伝達を遮断する。また、鋸歯42の乗り越えにより係合片36を塑性変形させ、その係合片36が鋸歯42の歯先面に衝突する際に異音を発生させ、衝突時の接触により係合片36を摩耗させて、異音を低減させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
自動車補機の回転軸と同軸上に設けられたプーリ支持軸を中心にして回転自在に支持されたプーリと、そのプーリと前記回転軸との間に設けられてプーリの回転を前記回転軸に伝達し、その回転軸の回転負荷が設定値を超えた際にプーリから回転軸への回転伝達を遮断するトルクリミッタ機構とを有してなる動力伝達装置において、 前記トルクリミッタ機構が、前記プーリの外側面に連結された環状のカバーと、前記回転軸の軸端部に取り付けられ、外周に鋸歯が形成されたハブとを備え、前記カバーの内周には前記ハブを収容可能な円筒部が形成され、その円筒部に前記鋸歯と回転方向に係合する係合片が設けられ、その係合片が、鋸歯を乗り越えるまでは弾性変形し、鋸歯を乗り越えると塑性変形する弾性変形能を有してなることを特徴とする動力伝達装置。
IPC (1件):
F16D 9/00
FI (1件):
F16D9/00 Z

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