特許
J-GLOBAL ID:201703016659902313

粒子線治療システムおよびリッジフィルタならびにリッジフィルタの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人開知国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-032729
公開番号(公開出願番号):特開2017-148204
出願日: 2016年02月24日
公開日(公表日): 2017年08月31日
要約:
【課題】ブラッグピーク幅を十分に広げることができ、且つ照射野形成装置および回転ガントリーの大型化を招くことなく横方向に大きく広がった標的に一様な線量分布を形成可能なスポットサイズの小さな粒子線治療システムと、このような粒子線治療システムに好適且つ加工の容易なリッジフィルタとその製造方法を提供する。【解決手段】リッジフィルタ101を構成する構造体301は、構造体301の中心を通る深さ方向と垂直な線に線対称であり、この線で構造体301を分割して得られる小構造体305は、繰り返し方向の中心線に対して左右非対称形状で、繰り返し方向の中心線と深さ方向の中心線との交点に対して点対称形状で、深さ方向の最上流面301Aおよび最下流面301Bの繰り返し方向の厚さが等しく、最上流面301Aおよび最下流面301Bより繰り返し方向の厚さが厚い部分が深さ方向において存在しない構造である。【選択図】 図6
請求項(抜粋):
粒子線のエネルギー分布を拡大するためのリッジフィルタであって、 通過する粒子線のエネルギーを減衰させる第1の構造体および第2の構造体を有し、 前記リッジフィルタにおける粒子線入射方向を深さ方向、前記粒子線入射方向と垂直をなす平面における一方向を繰り返し方向とそれぞれ定義したときに、 前記第1の構造体は、 前記深さ方向に平行な直線と前記繰り返し方向に平行な直線とを含む平面における第1の断面形状が、前記第1の断面形状の重心を対称点とした点対称形状であり、 前記第1の断面形状の前記深さ方向の最上流の辺を第1の辺、最下流の辺を第2の辺としたとき、前記第1の辺と前記第2の辺が平行かつ前記第1の辺と前記第2の辺の長さが繰り返し方向において最も長く、 前記第1の辺と第2の辺からなる四角形が平行四辺形であり、 前記第2の構造体は、前記第1の構造体を前記深さ方向に垂直な面で反転させた形状を有し、 前記第1の構造体および第2の構造体は、前記繰り返し方向に複数配置された ことを特徴とするリッジフィルタ。
IPC (1件):
A61N 5/10
FI (1件):
A61N5/10 N
Fターム (5件):
4C082AA01 ,  4C082AC04 ,  4C082AE01 ,  4C082AG31 ,  4C082AG35
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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