特許
J-GLOBAL ID:201703017401958817

周期的可変速比をもつ足踏み駆動式の偏心伝動輪システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-083771
公開番号(公開出願番号):特開2012-214220
特許番号:特許第6116127号
出願日: 2012年04月02日
公開日(公表日): 2012年11月08日
請求項(抜粋):
【請求項1】 両足でこぐと回転運動する駆動輪システムであって、受動車輪は偏心伝動輪によって構成され、同期伝動ベルトとの結合によって偏心伝動輪システムを構成することにより、運転者が両足でこぐとき、ペダルのペダル軸にクランクを介して結合する駆動車輪の駆動車輪軸に対して異なるこぐ角度で力が入ると、駆動車輪が両足でこぐ角度に従って受動車輪の伝動変速比を変動させ、 駆動車輪および受動車輪を備え、 駆動車輪は2峰性の楕円駆動車輪であり、受動車輪は偏心伝動輪であり、偏心伝動輪システム(1000)の主な構成は下記の通りであって、 伝動部材(100)は、2峰性の楕円駆動車輪(112)や偏心受動車輪(413)や補助輪(312)の輪形構造と相対的に滑動不能な構造であり、チェーン、タイミングベルトまたは歯形チェーンによって構成され、2峰性の楕円駆動車輪(112)と偏心受動車輪(413)と補助輪(312)との間で伝動し、 2峰性の楕円駆動車輪(112)は、駆動車輪軸(111)に結合し、駆動車輪軸(111)の両側は別々に第一クランク(101)及び第二クランク(201)と結合し、第一クランク(101)に第一ペダル(102)を設置するための第一ペダル軸(103)を設け、第二クランク(201)に第二ペダル(202)を設置するための第二ペダル軸(203)を設け、2峰性の楕円駆動車輪(112)は滑動不能なスプロケットまたはタイミングベルトによって構成され、 その2峰性の楕円形の2峰を通る直線と駆動車輪軸(111)間の機械角度と、第一ペダル軸(103)及び第二ペダル軸(203)を通る直線と駆動車輪軸(111)間の機械角度との機械角度の差は一定関係であって、 偏心受動車輪(413)は、2峰性の楕円駆動車輪(112)と同様にスプロケット、タイミングベルトまたはギアによって構成され、受動車輪軸(211)に設置され、そのピッチ円直径は2峰性の楕円駆動車輪(112)の1/2であり、上述した2峰性の楕円駆動車輪(112)と偏心受動車輪(413)と補助輪(312)の伝動ベルト(100)に合わせて、2峰性の楕円駆動車輪(112)に駆動され、及び補助輪(312)を通して、駆動する伝動ベルト(100)の周期的に締め付けおよび緩み変化に対して締付予圧を与え、偏心受動車輪(413)の受動車輪軸(211)から、偏心受動車輪の偏心突出頂部へ向かう偏心突出頂部方向(c)に沿った直線と受動車輪軸(211)間の機械角度と、第一ペダル軸(103)から駆動車輪軸(111)へ向かうペダル軸方向(b)に沿った直線と駆動車輪軸(111)間の機械角度との機械角度差は一定関係があって、 伝動部材(100)と一個以上の2峰性の楕円駆動車輪(112)と一個以上の偏心受動車輪(413)の伝動カップリングを通して、及び変速切替装置の操作を通して、1階調以上異なる速比である偏心伝動輪システム(1000)を構成し、 補助輪押さえ棒(301)は、一端が補助輪押さえ棒の旋回軸(303)を通して本体(800)と旋回結合し、別端に補助輪軸(311)を設置することにより、補助輪(312)を設置し、また補助輪押さえ棒(301)と本体(800)との間に補助輪の予圧バネ(302)を設けることにより、補助輪(312)に対して外へ広がるまたは内へ押す予圧圧力を形成し、 補助輪(312)は、2峰性の楕円駆動車輪(112)や偏心受動車輪(413)と同様にスプロケット、タイミングベルトまたはギアによって構成され、補助輪軸(311)を回転させ、また伝動部材(100)に駆動され、2峰性の楕円駆動車輪(112)と偏心受動車輪(413)が駆動するチェーン、タイミングベルトまたは歯形チェーンからなる伝動部材(100)に引き動かされ、かつ補助輪の予圧バネ(302)の予圧圧力を通して、補助輪押さえ棒(301)は、補助輪軸(311)と補助輪(312)を強制的に動かし、更に伝動部材(100)を締め付け、 上述した2峰性の楕円駆動車輪(112)、偏心受動車輪(413)および補助輪(312)を配置することによって構成される伝動輪システムを通して、直立してペダルをこぐとき、右足と左足は単振動に従い、180°異なる正弦波軌跡が現れ、右足は第一ペダル軸(103)に従って上下移動の軌跡でこぎ、左足は第二ペダル軸(203)に従って上下移動の軌跡でこぎ、また左右の足で交互にこぐとき、足踏み駆動式の偏心伝動輪システム(1000)の駆動車輪と受動車輪の変速比は、受動車輪軸(211)から、偏心受動車輪の偏心突出頂部へ向かう偏心突出頂部方向(c)に沿った直線と受動車輪軸(211)間の機械角度と、第一ペダル軸(103)から駆動車輪軸(111)へ向かうペダル軸方向(b)に沿った直線と、駆動車輪軸(111)間の機械角度との機械角度差に従い、また各回転において、2峰性の楕円駆動車輪(112)が偏心受動車輪(413)に対して周期的に速比を2回大きくまたは小さくし、ペダル軸方向(b)は、上死点方向(a)を通過後、180°の範囲でこぐとき、2峰性の楕円駆動車輪(112)は偏心受動車輪(413)に対して、最大増速比または最大減速比の伝動変速比を示し、その周期的な変速比の関係は、偏心伝動輪システム(1000)の輪形によって決まることを特徴とする周期的可変速比をもつ足踏み駆動式の偏心伝動輪システム。
IPC (1件):
B62M 9/08 ( 200 6.01)
FI (1件):
B62M 9/08
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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