特許
J-GLOBAL ID:201703018699775910
逆入力防止クラッチ
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
鎌田 直也
, 鎌田 文二
, 中谷 弥一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-090586
公開番号(公開出願番号):特開2017-198301
出願日: 2016年04月28日
公開日(公表日): 2017年11月02日
要約:
【課題】潤滑油の浸漬環境で使用されるロック式の逆入力防止クラッチにおいて、クラッチの内部と外部で潤滑油が入れ替わるようにして潤滑不良を防止する。【解決手段】出力側部材4の一部である内輪3のカム面3bと、固定部材12の一部である外輪5の内周円筒面との間に形成される楔形空間13に、一対のころ9と各ころ9を楔形空間13の狭小部へ押し込むコイルばね10を組み込んだロック式の逆入力防止クラッチにおいて、クラッチ外部の潤滑油がクラッチ内部へ流入する流入口11aと、クラッチ内部の潤滑油がクラッチ外部へ流出する流出口7cと、流入口11aから楔形空間13を含む内外輪間の環状空間を経由して流出口7cに至る経路とを設けることにより、運転中に内輪3の回転に伴ってクラッチの内部と外部で潤滑油が入れ替わり、クラッチ内部での潤滑油の早期劣化や温度上昇による潤滑不良が生じないようにしたのである。【選択図】図1
請求項(抜粋):
同一軸心のまわりに回転する状態で配されている入力側部材および出力側部材と、前記出力側部材の径方向外側に配されている固定部材と、前記出力側部材に加えられる逆入力トルクに対して出力側部材と固定部材とを、前記出力側部材の外周面と固定部材の内周面の間に配されている複数のロック係合子を介してロックするロック手段と、前記入力側部材に加えられる入力トルクに対して前記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段と、前記ロック状態が解除された状態のときに、前記入力側部材に加えられる入力トルクを前記出力側部材に伝達するトルク伝達手段とを備え、前記出力側部材の外周面と固定部材の内周面の間の環状空間の軸方向両端は固定部材で覆われており、潤滑油の浸漬環境で使用される逆入力防止クラッチにおいて、
前記固定部材の外側から内側へ潤滑油が流入する流入口と、前記流入口よりも径方向外側で前記固定部材の内側から外側へ潤滑油が流出する流出口と、前記流入口から固定部材の内側へ流入した潤滑油が前記環状空間を経由して前記流出口に至る経路とが設けられていることを特徴とする逆入力防止クラッチ。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (3件):
3J058AB21
, 3J058CC46
, 3J058FA50
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