特許
J-GLOBAL ID:201703019704858915

プッシュプル型DC/DCコンバータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-233945
公開番号(公開出願番号):特開2017-103872
出願日: 2015年11月30日
公開日(公表日): 2017年06月08日
要約:
【課題】スナバ損失やオン損失の発生を回避しつつ、サージ電圧の発生を抑制するプッシュプル型DC/DCコンバータを提供する。【解決手段】一次側スイッチング素子SW1、SW2が交互に動作するプッシュプル型DC/DCコンバータにおいて、スイッチング操作部は、負荷電流iLが励磁電流iLm以上である通常状態のモード(b)から、負荷電流iLが励磁電流iLmを下回る逆転状態のモード(d)に移行し、二次側から一次側に転流した電流によってSW1電圧vsw1が降下しゼロ電圧に到達した後、SW1をターンオンする。これにより、ターンオン損失を低減することができる。また、ターンオン時の電流経路に存在するインダクタンス及び容量により決定する共振周期に、SW1電圧vsw1が降下を開始してからゼロ電圧に到達するまでの電圧降下時間Tdn1を一致させる。これにより、SW1のターンオン時にサージ電圧の発生を抑制することができる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
電源(Bt)と負荷(Ld)との間に接続され直流電力を変換するプッシュプル型DC/DCコンバータであって、 トランス(20)の励磁インダクタを構成する複数の一次コイル(31、32)及び複数の二次コイル(33、34)と、 前記複数の一次コイルと前記電源との間に接続され、且つ還流ダイオードが並列に接続されており、交互に動作する複数の一次側スイッチング素子(SW1、SW2)と、 前記複数の二次コイルに接続され、前記二次コイルに流れる電流を整流可能な複数の二次側整流素子(DI3、DI4、SW3、SW4)と、 前記二次側整流素子と前記負荷との間に接続される平滑インダクタ(7)と、 前記一次側スイッチング素子を操作し、前記二次側整流素子がスイッチング素子の場合にさらに二次側スイッチング素子を操作するスイッチング操作部(16)と、 を備え、 前記一次側スイッチング素子がすべてオフ時の負荷電流が前記二次側整流素子を還流する期間において、前記負荷及び前記平滑インダクタを経由して前記二次側整流素子一つ当たりに還流する電流を素子当負荷電流とし、前記トランスの励磁インダクタに流れる励磁電流について、前記二次側整流素子一つ当たりに流れる電流に換算した励磁電流を換算励磁電流とすると、 前記スイッチング操作部は、 前記素子当負荷電流の絶対値が前記換算励磁電流の絶対値以上である通常状態から、前記素子当負荷電流の絶対値が前記換算励磁電流の絶対値を下回る逆転状態に移行し、二次側から一次側に転流した励磁電流によって前記一次側スイッチング素子のドレイン-ソース間電圧が降下しゼロ電圧に到達した後、次にオンする順番の前記一次側スイッチング素子をターンオンし、 ターンオン時の電流経路に存在するトランス漏れインダクタンス、トランス浮遊容量、及びダイオードの接合容量を含む共振回路のインダクタンス及び容量は、前記一次側スイッチング素子のドレイン-ソース間電圧が降下を開始してからゼロ電圧に到達するまでの電圧降下時間(Tdn1、Tdn2)が、前記共振回路の共振周期と一致するように設定されているプッシュプル型DC/DCコンバータ。
IPC (1件):
H02M 3/28
FI (1件):
H02M3/28 Q
Fターム (11件):
5H730AA20 ,  5H730AS01 ,  5H730BB25 ,  5H730BB61 ,  5H730DD04 ,  5H730EE03 ,  5H730EE08 ,  5H730EE13 ,  5H730EE58 ,  5H730FD21 ,  5H730FG01

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