特許
J-GLOBAL ID:201703020763472263

双ロール式薄ストリップ連続鋳造ロールの表面の清掃の方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 田中 光雄 ,  吉田 環 ,  新免 勝利
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-533390
特許番号:特許第6162247号
出願日: 2012年09月27日
請求項(抜粋):
【請求項1】 双ロール式連続薄ストリップ鋳造機のそれぞれの鋳造ロールが、鋳造ロールの表面を清掃するために上部および下部に配置した2つのブラシロールを用い、少なくとも1つのブラシロールの回転方向が前記鋳造ロールと同じであり、鋳造ロール表面の清掃装置が、前記ブラシロールと前記鋳造ロールとの間の距離または圧力を、鋳造ロールの軸受座に固定された位置制御装置を用いて制御し;鋳造の初期において、前記ブラシロールは、前記鋳造ロールの前記表面に近接し、清掃を開始して、鋳造が進行するにつれて、前記鋳造ロール表面の清掃装置は、前記鋳造ロールの膨張量に従い、相対的な変位の調整を行って、前記ブラシロールと前記鋳造ロールとの間の一定の圧力を維持し;前記ロール表面の清掃プロセスの間、前記ブラシロールのブラシ毛は、前記位置制御装置の作動下で前記鋳造ロールの前記鋳造ロール表面上で押されて曲げられ、前記ブラシロールは、巨視的に、部分的に扁平であることが示され、前記ブラシロールの最小の扁平量が、ブラシロールの直径rと扁平後のブラシロールの最小の直径rminとの間の差であり、すなわち、前記最小の扁平量はΔr=r-rminであり、単位はmmであり、前記最小の扁平量は、前記鋳造ロールのブラシ掛けされる鋳造ロール表面の平均のピットの深さの1〜10倍の間であり、すなわち、Δr≦(1〜10)・Rcであり、前記鋳造ロール表面の前記ピットの深さは、鋳造ロール表面の粗さ曲線の基準長さにおける1組の隣り合う山と谷である輪郭曲線要素の高さの平均値Rcにより測定され;(Rcの定義は、《Handbооk оf Mechanical Design》、Mechanical Industry Press、2000、23〜307頁より得られる); 鋳造の作業開始前、前記上部および下部ブラシロールは、前記鋳造ロール表面に同時に接近して回転し、前記下部ブラシロールの回転速度が、前記上部ブラシロールの回転速度の0.2〜0.5倍であり、前記上部ブラシロールの回転速度が、前記鋳造ロールの回転速度の1.5〜3倍であり、前記下部ブラシロールにより鋳造ロール表面に付加される圧力が、前記上部ブラシロールにより鋳造ロール表面に付加される圧力より1〜2倍だけ大きく; 安定した鋳造の状態の間、前記下部ブラシロールは、前記鋳造ロール表面から離れ、前記下部ブラシロールと前記鋳造ロール表面との間に0.1〜1mmの間隔を維持し;前記上部ブラシロールの前記回転速度は、前記鋳造ロールの前記回転速度の1.5〜3倍であり; 鋳造の作業が終わるとき、供給設備が溶鋼の供給を停止し、前記下部ブラシロールは、前記鋳造ロール表面に接近して回転し、前記下部ブラシロールの前記回転速度は、前記上部ブラシロールの前記回転速度の0.2〜0.5倍であり、前記上部ブラシロールの前記回転速度は、前記鋳造ロールの前記回転速度の1.5〜3倍であり、前記下部ブラシロールにより前記鋳造ロール表面に付加される前記圧力は、前記上部ブラシロールにより前記鋳造ロール表面に付加される前記圧力の1〜2倍であり;前記上部ブラシロールにより前記鋳造ロールに付加される単位圧力が、0.1〜2.5MPaである双ロール式連続薄ストリップ鋳造ロールの表面の清掃方法。
IPC (2件):
B22D 11/06 ( 200 6.01) ,  B22D 43/00 ( 200 6.01)
FI (2件):
B22D 11/06 330 B ,  B22D 43/00 G
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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