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J-GLOBAL ID:201802210120784753   整理番号:18A2145650

Mo系低合金焼結鋼の靱性および疲労強度向上のための焼結冷間鍛造工法と浸炭熱処理条件の最適化

Optimization of Sintering, Cold-forging and Carburizing Processes to Improve Toughness and Fatigue Strength of Sintered Mo-Alloyed Steel
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 251-259  発行年: 2018年11月20日 
JST資料番号: F0907C  ISSN: 2186-702X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究の目的は,一次焼結(PS),冷間鍛造(CF),浸炭および浸炭窒化,焼入れおよび焼戻しの組み合わせプロセスにより,0.35%C-1%Mo焼結鋼の高い疲労強度を得ることにある。PS試験片の衝撃エネルギーは高いPS温度で指数関数的に増加した。それは,7.4g/m3のPS密度および1075°Cから1100°CのPS温度範囲の条件では非常に高くなった。また,衝撃エネルギーは焼結材料中の体積拡散に依存し,γ-Fe中のFe原子の拡散長の対数に直接比例することが分かった。PS-CF試験片の衝撃荷重プロファイルとミクロ組織の両方の調査から,PS条件,すなわちPS温度,PS時間および密度に関係なく,CF荷重によって試料の表面層上に微小亀裂が発生することが分かった。これらの微小亀裂は加熱したPS-CF試験片を弱めた。熱処理は表面層における微小亀裂の拡散接合をもたらすので,亀裂は回復可能である。PS-CF試験片を適切な二次焼結と真空浸炭窒化により加熱すると,優れた衝撃エネルギーと曲げ強度に対する優れた疲労限度の両方が,展伸鋼SCr420Hのそれらと比較して得られた。その結果は,適切なPS-CFプロセスによってのみ得られるものではなく,熱処理の組み合わせがミクロ組織の改質と共に,微小亀裂の回復と細孔球状化の相乗効果を持つことを示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (4件):
分類
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圧粉,焼結  ,  表面硬化熱処理  ,  機械的性質  ,  変態組織,加工組織 
引用文献 (17件):
  • 日本粉末冶金工業会:“平成29 年度日本粉末冶金工業会年報”、(2018)13.
  • 沖幸男、秋山敏彦、庄司啓一郎:“焼結Cr-Mo 鋼の変態特性に及ぼすMo 量およびC 量の影響”、粉体および粉末冶金、30 (1983)223-228.
  • T. K. Kandavel, R. Chandramouli and D. Shanmugasundaram: “Experimental study of the plastic deformation and densification behaviour of some sintered low alloy P/M steels”, Materials & Design, 30(2009)1768-1776.
  • 藤木章、小島久義、前川幸広、山口真人、村田貴志、菅谷好美、岩切誠、芝野隆:“温間成形による自動車エンジン用焼結スプロケットの開発”、粉体および粉末冶金、48(2001)440-444.
  • 高田健太郎、小暮亮介、小林輝夫:“高疲労強度焼結鍛造コネクティングロッドの研究”、Honda R&D Technical Review, 19 (2007)129-137.
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