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J-GLOBAL ID：201802210198759895   整理番号：18A0342136

アダカイト質および非アダカイト質花こう岩質マグマの鉄同位体組成:マグマ組成制御と微妙な残留ガーネット効果【Powered by NICT】

Iron isotopic compositions of adakitic and non-adakitic granitic magmas: Magma compositional control and subtle residual garnet effect

著者 (6件)： He Yongsheng (State Key Laboratory of Geological Processes and Mineral Resources, China University of Geosciences, Beijing 100083, China) ,  Wu Hongjie (State Key Laboratory of Geological Processes and Mineral Resources, China University of Geosciences, Beijing 100083, China) ,  Ke Shan (State Key Laboratory of Geological Processes and Mineral Resources, China University of Geosciences, Beijing 100083, China) ,  Liu Sheng-Ao (State Key Laboratory of Geological Processes and Mineral Resources, China University of Geosciences, Beijing 100083, China) ,  Wang Qiang (State Key Laboratory of Isotope Geochemistry, Guangzhou Institute of Geochemistry, Chinese Academy of Sciences, Guangzhou 510640, China) ,  Wang Qiang (CAS Center for Excellence in Tibetan Plateau Earth Sciences, China)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 203  ページ： 89-102  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大別(Dabie)造山帯,中国中央部およびパナマ/中央アメリカ,コスタリカからの51種の良く特性化されたアダカイト質と非アダカイト質の火成岩類の鉄(Fe)同位体組成を提示した。大別(Dabie)造山帯からの十二I型非アダカイト質花こう岩質岩試料は0.015~ 0.184‰の範囲でδ~56Feが得られた。δ~56Feの間の良好な相関とマグマ分化(例えば,SiO_2,FeOt,Mg#およびFe~3+/ΣFe)の指数はFe~2+に富むケイ酸塩と酸化鉱物Δ~56Fe_melt結晶~0.06‰が支配的な分別結晶作用は,これらの試料におけるδ~56Fe変動を説明する可能性を示唆した。大別(Dabie)造山帯からの1つのA型花こう岩試料は0.447‰δ~56Fe,磁鉄鉱の結晶化とマグマ(Na~+K)/(Ca+Mg)10~3lnβ_meltの増加を示している可能性を持っている。文献データと組み合わせて,最も高いシリカ(SiO_2≧71wt.%)花こう岩類はδ~56Feおよび(Na~+K)/(Ca+Mg)δ~56Fe=0.0062‰×(Na~+K)/(Ca+Mg)+0.130‰(R ~2=0.66)の間に有意な正の線形相関を定義した。分別結晶作用も(Na~+K)/(Ca+Mg)とδ~56Feを増加させる傾向があることを考えると,この相関はFe同位体分別に及ぼすマグマ組成制御の最大推定値として役立つことができる。起こさせているアダカイト質試料(LMA)は 0.114‰から 0.253‰の範囲にあるδ~56Feを持っている。LMAδ~56Feに及ぼす融液組成制御は,限られた(Na~+K)/(Ca+Mg)変動による重要でない可能性がある。後期分化により影響されるかもしれないことを一つの試料を除いて,15lmaのうち14は(Dy/Yb)Nと共に増加δ~56Feを持ち,残留ガーネット比率の微妙ではあるが有意な影響を反映している。は源鉱物学について,部分融解による分別Fe同位体における重要な役割を果たしている可能性がある証拠として役立つ。Dabieと中央アメリカの高Mgアダカイト質試料は平均δ~56Fe0.098±0.038‰(2SD, N=11)と0.085±0.045‰(2SD, N=11)の均一なFe同位体組成であった。これらの試料はメルト-マントル相互作用,エクロジャイト質岩石の部分溶融に由来したそれらの元のマグマの可能なδ~56Fe変動を中和する可能性を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 分別晶出作用 ,  造山帯 ,  ケイ酸塩 ,  メルト ,  二酸化ケイ素 ,  部分融解 ,  *同位体存在比 ,  中華人民共和国 ,  *同位体 ,  *花崗岩 ,  相互作用 ,  *鉄 ,  マグネシウム ,  結晶
準シソーラス用語： *アダカイト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 鉄同位体組成 ,  アダカイト質岩 ,  溶融組成制御 ,  残留ガーネット効果 ,  地殻リサイクル

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  岩石成因論  (DE07020I)

タイトルに関連する用語 (9件)： アダカイト ,  質 ,  花こう岩質マグマ ,  鉄同位体 ,  組成 ,  マグマ ,  組成制御 ,  残留 ,  ガーネット