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J-GLOBAL ID:201802210512026553   整理番号:18A0416572

ブドウのアントシアニン生合成に及ぼす遺伝的及び環境的影響

Genetic and Environmental Impacts on the Biosynthesis of Anthocyanins in Grapes
著者 (1件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 1-17(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ブドウ(Vitis spp.)が商業的に重要であることから,ブドウの着色に遺伝的及び環境的要因がどのように影響を及ぼすかを知ることは重要であり,この知見は高品質ブドウの安定生産に寄与すると推察される。ブドウの果皮色は,主にアントシアニンの量と組成によって調べた。本レビューでは,ブドウの果皮におけるアントシアニン生合成の遺伝的及び環境的制御についての最近の研究結果を以下のように取りまとめた。(i)アントシアニン含量を決定する主要な遺伝的要因は,色遺伝子座の骨髄芽球症(MYB)ハプロタイプ組成である。(ii)色遺伝子座のMYBハプロタイプ組成とアントシアニン O-メチルトランスフェラーゼ遺伝子座は,tri-:di-ヒドロキシルアントシアニン比及びメチル化アントシアニン:非メチル化アントシアニン比の主要遺伝的決定要因である。(iii)アントシアニンの集積には低温と光が関与しており,両要因はアントシアニン生合成経路の遺伝子発現に相乗効果を示す。(iv)著者らの研究グループは,ブドウのオリゴDNAマイクロアレーを用いた網羅的トランスクリプトーム解析によって,ブドウ果皮におけるアントシアニン集積に関わる,低温で誘導されるアブシジン酸信号網及び光信号網に関連する多くの候補遺伝子を同定した。これらの知見から,MYBハプロタイプ組成を調べることで,非常に若い生育段階の苗で,ブドウの果皮色を予測できる。さらに,これらの研究結果は,環境要因によってブドウの着色がどの程度影響されるかを良く知ることに役立ち,ブドウ生産農家が良く着色したブドウを生産する栽培技術を開発する手助けとなる。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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果樹  ,  植物の生化学  ,  植物生理学一般 
引用文献 (89件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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