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J-GLOBAL ID:201802210761506948   整理番号:18A0357630

超低高度を利用する観測衛星“つばめ”

著者 (1件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 129-132  発行年: 2018年02月20日 
JST資料番号: F0198A  ISSN: 0369-2302  CODEN: MTDNAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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“つばめ”(超低高度衛星技術試験機:Super Low Altitude Test Satellite(SLATS))は,2017年12月23日にH-IIA37号機で打ち上げられた衛星で,今まで日本の衛星では使用していなかった超低高度(高度300km以下)を飛行する光学センサ等のミッションセンサを搭載した衛星である。通常の観測衛星は,高度600~800km程度を飛行する。超低高度を飛行することによって,同じ観測性能を確保するセンサを小型化できる利点があり,同様に衛星自体も小さくできる利点がある。しかし,高度が低いことで大気密度が高くて大気抵抗が大きくなるため,軌道を維持することが難しくなるほか,高層大気中の原子状酸素にさらされて衛星の表面が削られるという課題がある。その対策としてこの衛星では衛星を小さくして大気抵抗を減らし,制御効率(比推力Isp:単位推力を発生する時間で評価する指標)が高いイオンエンジンを用いて高度の維持を図るとともに,原子状酸素の影響を受けにくい素材を用いることによって,超低高度の利用技術,運用技術などの技術習得を行う。また,小型高分解能光学センサを搭載しており,軌道高度の変化に対する光学センサ画像の確認を実施する。さらに,原子状酸素の流量計測の装置や材料の劣化を確認する装置を搭載しており,原子状酸素の分布や材料が劣化していく過程などのデータを取得することで今後の超低高度の利用拡大とそれに適した衛星の開発を促進することを目的としている。(著者抄録)
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分類 (2件):
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宇宙飛行体  ,  気象学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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