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J-GLOBAL ID:201802210828444129   整理番号:18A0324372

ラット脊髄膠様質におけるグルタミン酸作動性自発興奮伝達のテトラカインによるシナプス前促進-TRPA1チャンネルの関与【Powered by NICT】

Presynaptic facilitation by tetracaine of glutamatergic spontaneous excitatory transmission in the rat spinal substantia gelatinosa - Involvement of TRPA1 channels
著者 (4件):
資料名:
巻: 1657  ページ: 245-252  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0705B  ISSN: 0006-8993  CODEN: BRREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アミド型局所麻酔薬(LA)リドカインは,一過性受容体電位(TRP)アンキリン 1(TRPA1)チャンネルを活性化する脊髄膠様質(SG)ニューロン,侵害受容伝達の調節に重要な役割を果たしているへの自発性L-グルタミン酸放出を促進する。対照的に,エステル型LAプロカインはSGニューロンにおけるL-グルタミン酸の自発性遊離を減少させた。LAによるTRPA1活性化はアミドタイプに特異的であるかどうか決定するために,著者らは,TRP活性化に焦点を当てて,SGニューロンにおけるグルタミン酸作動性自発性興奮性伝達に及ぼすテトラカイン,他のエステル型LA,と他のアミド型LAsの作用を検討した。ホールセルパッチクランプ記録は, 70mVの保持電位で成熟ラット脊髄切片のSGニューロンについて行った。溶液槽に加えたテトラカインは自発的興奮性シナプス後電流(sEPSC)頻度を濃度依存的に増加した。テトラカイン活性は,電位依存性Na~+チャンネル遮断薬テトロドトキシン,TRPバニロイド-1拮抗薬カプサゼピン,TRPメラスタチン8アンタゴニストBCTCに耐性であったが,非選択的TRPアンタゴニストルテニウムレッドとTRPA1きっ抗薬HC-030031により阻害された。アミド型LAに関しては,プリロカインはsEPSC頻度を増加する傾向を示したが,ロピバカインとレボブピバカインは周波数を減少させた。結論として,テトラカインはSGにおけるTRPA1チャンネルを活性化し,SGニューロンの興奮性の増加をもたらすによる神経終末からの自発的L-グルタミン酸放出を促進した。TRPA1活性化はアミド型あるいはエステル型LAに特異的ではなかった。LAsの促進作用は脊椎麻酔からの回復後に発生したとう痛に関与する可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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末梢神経系  ,  神経の基礎医学 

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