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J-GLOBAL ID：201802210830330336   整理番号：18A1996351

ブリッジマナイト中のフッ素溶解度:地球マントルにおける潜在的フッ素貯留層【JST・京大機械翻訳】

Fluorine solubility in bridgmanite: A potential fluorine reservoir in the Earth’s mantle

著者 (2件)： Yoshino Takashi (Institute for Planetary Materials, Okayama University, Misasa, Tottori 682-0193, Japan) ,  Jaseem Vazhakuttiyakam (Institute for Planetary Materials, Okayama University, Misasa, Tottori 682-0193, Japan)
資料名： Earth and Planetary Science Letters  (Earth and Planetary Science Letters)
巻： 504  ページ： 106-114  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0688A  ISSN： 0012-821X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バルク珪酸塩地球(BSE)におけるフッ素(F)のコンドライト正規化豊度は,他の重ハロゲンより豊富である。最近の研究は,マントル中の一般的な無水鉱物(NAMs)がバルクF含有量に寄与できることを示唆した。本研究では,下部マントルにおけるFの主要なホストを理解するために,2073Kおよび25GPaにおけるMgO-SiO_2+MgF_2(±Al_2O_3±H_2O)系に関する高圧実験により,ブリッジマンナイトにおけるF溶解度を決定した。電子マイクロプローブ測定によると,Alを含む橋マンガン鉱中のF濃度は1wt%を超えているが,AlとH2Oを含まない系に対する橋マンガン鉱中のF含有量は検出限界(50ppm)以下である。アルミナ質のブリッジマンサイトにおけるF溶解度は,ワドレイアイトにおけるそれより高かった。ブリッジマンサイトにおけるFの溶解度は強い組成依存性を示し,Al3+とF-の間に正の相関がある。H2Oを含まない系において,ブリッジマンサイトにおけるFの溶解度はAl含有量の増加と共に増加し,Si4+に対するAl3+により平衡したO2-に対するF-の結合置換を意味した。水は,ブリッジマンサイトにおけるFの第2の置換機構を加えることによって,Al含有量にかかわらず,ブリッジマンサイトにおけるF溶解度を強化した。水を含む系において,FとOHの結合した結合を含む結合置換機構を観測し,[□F_x,OH_y,O_6-x-y]8-(x+y≦6)八面体を形成した。アルミナ質の橋マンガン鉱(>0.8wt%)のF-貯蔵容量は,ワドレアイトとリングウダイトのそれらよりも高い。Alを含むブリッジマンナイトは,海洋島玄武岩源地域から予測された下部マントルにおけるF量を貯蔵するのに十分な能力を有する。したがって,ブリッジマンサイトは下部マントルにおけるFの主なホストと考えられる。より深い地球におけるハロゲンの地球の収支またはハロゲンのグローバルサイクルを計算するときには,Fに対するブリッジマンサイトの大きな貯蔵能力を考慮しなければならない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： マンガン鉱 ,  ハロゲン ,  *溶解度 ,  ケイ酸塩 ,  下部マントル ,  高圧試験 ,  酸化マグネシウム ,  アルミニウム ,  *地球 ,  正規化 ,  *フッ素 ,  コンドライト ,  アルミナ
準シソーラス用語： 組成依存性 ,  無水鉱物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： bridgナイト ,  フッ素 ,  下部マントル ,  溶解度

分類 (2件)： 珪酸塩鉱物  (DE08030A) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： ブリッジマナイト ,  フッ素 ,  溶解度 ,  地球マントル ,  貯留層