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J-GLOBAL ID:201802210849106553   整理番号:18A0315585

越後平野西縁断層帯域における後背山地のブロック隆起と“孤立丘陵”の形成-孤立丘陵形成モデルの提起-

Formation of the “isolated hills” and the block-uplifting of the back mountains in the Echigo Plain Western Fault Zone, Niigata Prefecture, central Japan: A proposed formation model for the isolated hills
著者 (9件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 73-86  発行年: 2018年01月25日 
JST資料番号: F0193A  ISSN: 0366-6611  CODEN: CKKAA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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越後平野西縁には,背後に顕著な低地帯を伴い,後背山地の山麓斜面から分断された丘陵-“孤立丘陵”が分布している。詳細な野外調査をもとに,孤立丘陵形成モデルを提示し,孤立丘陵の縁辺活断層系の浅部~深部構造形態について議論した。隆起地塊(山塊)の縁辺断層系は,深部では垂直ないし高角であるが,浅部では逆断層へと移化する。山塊頂部は強い隆起により引張場におかれるため,高角正断層群が形成される。平野側は逆断層により圧縮場になるため小隆起し,丘陵-バルジが形成される。この時,後背山塊と丘陵の境界部も引張場におかれるため,グラーベン状の低地帯が形成され,“孤立丘陵”が形成される。孤立丘陵は弱い引張場におかれ,小規模で根の浅い高角正断層ないしは引張裂か群により地塊化される。この孤立丘陵形成モデルでは,主地塊境界断層は後背山塊と孤立丘陵間の低地帯域に高角正断層系として形成され,主地塊境界断層から派生した逆断層系は孤立丘陵の平野側前縁に形成される。孤立丘陵は後背山塊の隆起量に規制され,後背山塊の最高峰-最大隆起部の麓部に形成される。後背山塊の隆起量が大きいほど,孤立丘陵の平野側前面に逆断層系が複数形成されるため,多重孤立丘陵が形成される。(著者抄録)
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分類 (1件):
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地質構造・テクトニクス 
引用文献 (47件):
  • チーム新潟平野(2003)変動する平野と人々の暮らし-新潟平野西縁の地質と自然環境-. 地学団体研究会 第57回新潟総会 巡検案内書, 61-72.
  • 地質調査所(1987)100万分の1日本地質図-日本地質アトラス(1982)第2刷(複製)-. 9葉.
  • 藤田至則(1990)日本列島の成立[新版]環太平洋変動. 築地書館, 東京, 259p.
  • 池辺 穣(1982)新潟新第三紀積成盆地における最近の諸問題. 地質雑, 88:775-785.
  • 池田安隆・今泉俊文・東郷正美・平川一臣・宮内崇裕・佐藤比呂志編(2002) 第四紀逆断層アトラス. 東京大学出版会, 東京, 254p.
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